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米国モノづくり産業のポテンシャルも解放出来るんです!

初めまして。CADDi.incの橋本真一郎ミヒャエルです。
(写真は2022年米国工作機械の展示会FABTECH@Atlantaにて)

CADDi.incは『モノづくり産業のポテンシャル解放』にコミットしている会社であり、出会いは2021年の3月に遡ります。

経歴とCADDiとの出会い

 2005年に新卒でトヨタ自動車に入社し、北中南米で発生する車両不具合対応や代理店支援を行っていた私は、9年目に新たな挑戦の場を求めて三井物産に転職。三井物産では鉄鋼製品の輸出貿易(トレーディング業務)、世界最大の自動車プレス部品メーカーGestampへの出資、同社の日本工場立ち上げを実現した後、同社の米国事業に出向。役割は事業再建に向けた経営支援です。米国各地にある製造拠点の生産性や品質を改善したり、在庫管理徹底により運転資金を減らしたりと、現場の経営の改善に本気で取り組みました。

 出向中にコロナが蔓延し、材料費、輸送費、人件費は大幅に高騰。米国政府は大型の失業支援を実行しました。その影響で、多くの製造業で工場で働く工員の無断欠勤が常態化。工員不足により生産性は落ち、品質は不安定になるといった問題が起きました。安定操業と安定調達は米国の大きな産業課題へと発展していきました。この産業課題を解くには相当な労力と時間が必要と途方に暮れていた中、2021年3月にCADDiに出会いました。『モノづくり産業のポテンシャル解放』、このミッションを見た瞬間、ここで働くしかないと思いました。CADDiであれば国内のみならず、米国含むグローバルのモノづくり産業の難題を解決できると本気で思いました。

『これだ!』と思ったCADDiの受発注プラットフォーム

入社後の業務内容

 CADDiの社員と会話する中でモノづくり産業のポテンシャルは解放出来ると確信し、2021年12月に晴れてCADDiに入社。入社後、先ずは国内のサプライパートナーの開拓、アライアンス提携、立ち上げ業務に従事。多くのサプライパートナーがCADDiのミッションに共感し、共同で短期立ち上げを次々と成功させる事が出来ました。サプライパートナーに寄り添い、経営の課題、現場の課題を二人三脚で解決していく事も出来ました。改善サイクルが回りだすとサプライパートナーは自立自走して改善、成長していく。売上は安定し、現場のオペレーションは徐々に効率化されていく。正にポテンシャル解放を感じる日々でした。

事業の急速なグローバル化

 CADDiは2022年4月に海外のサプライパートナーの開拓、取引を開始しました。国内と東南アジアで強固なサプライパートナーネットワークを構築し、グローバル規模でモノづくり産業のポテンシャルを解放出来る素地が着実に整備されて行っています。CADDi社員がハブとなり、国内と海外のサプライパートナーの交流の場を設けることにより、同じモノづくり産業の仲間として同じ目標に向かって前進しております。サプライパートナーの経営と従業員がCADDiと取引開始したことで、現場は活気であふれ、表情も明るくなってきました。

米国進出

 事業のグローバル化を急速に進めている中、2022年9月に代表加藤より、『米国行けるか?』と声が掛かりました。入社して9か月経過時点です。二つ返事で『行きます!』と言った私は直ぐに米国に飛び立ちました。 
 ほぼ伝手もない中、只管顧客となり得る米国企業、米国に生産拠点を持つ欧州企業、日系企業への営業活動を開始しました。トヨタと三井物産時代には『会社の看板』がありましたが、未だCADDiにはそれがないので、『Who are you?』から始まります。一方、米国モノづくり産業の課題をある程度理解していたこと、加えてCADDiが顧客に提供する『One stop solution』は必ず米国でも通用すると自信を持っていた為、臆する必要は全くありませんでした。

 米国には『Ondemand solution』を提供する企業が存在します。オンライン上で製品を発注でき、短納期で製品が納品されるサービスです。これら企業の認知度は高く、CADDiも類似サービスと思われるのが大半です。一方、CADDiは製品納入のみならず、顧客の調達課題を解くことを目的としている事を説明すると多くの製造業メーカーが納得してくれます。産業機械や装置メーカーの調達課題を的確に捉えたサービスだと感心してくれます。CADDiの扱う加工品は産業機械や装置にとって無くてはならないものです。産業機械や装置のコア部品ではないが、無いと製品として成り立ちません。ここにCADDiの米国進出のチャンスがあります。

CADDiが取り扱う加工製品

 前述した通り、米国の人件費、輸送費、材料費の値上げは深刻です。FRBの金利上げにより雇用は戻る兆しが見え始めていますが、顧客の調達関係者は口を揃えて調達先の採用難で安定調達が出来ないと言います。安定調達を目指そうと調達先管理の強化を試みていますが、管理工数が増えるばかりで中々成果に繋がらない状況です。コア部品は製品の性能に影響する為、各社調達機能を強化することで調達先をある程度管理出来つつあります。一方、CADDiが扱う加工品=ノンコア部品はそこまで手が回らないのが実態です。だからこそ、この領域をCADDiに全て任せるニーズがあるのです。オンラインで発注したものを短納期で納める事だけではなく、調達機能(品質、価格、納期面で調達先管理)全てを任せられる所にCADDiの魅力を感じてくれています。

少量多品種・中量産領域では圧倒的なQCD(Quality, Cost, Delivery)レベル

日系企業である強み

 近年、悲しい事に日本の製造業は中国や韓国の製造業の後塵を拝する形となってしまっています。IT業界に於いてもGAFAMを筆頭とした米国企業の足元にも及ばない状況です。日系、及び外資の製造業で経験を積んできた身として一番の問題はスピードだと思います。日系企業は『遅い』、『何も決まらない』と言った印象を外資系企業に持たれてしまっています。『Japanese company is NATO』と言われることもあります。『No Action Talk Only』です。非常に悲しいことです。但し、日系企業と取引する安心感はまだ残っています。安定した品質と納期はグローバル規模で評価を得ています。だからこそ米国顧客に対し、日系企業と言うと怪しまれることはありません。

 CADDiはモノづくり産業のポテンシャルを目指す上で大切にしていることがあります。『スピード』と『至誠』です。製造業の変革は待ったなしの状況です。ムダな調達コスト/工数、製造コスト/工数を掛けている企業は必ず淘汰されてしまいます。だからこそ、CADDiは顧客、及びサプライパートナーと共に産業改革を実行する上で『スピード』を重要視しております。但し、スピード重視で顧客やサプライパートナーと駆け引きをしていたら上手く行きません。ムダな駆け引きをせず、『至誠』を貫いてモノづくり産業のポテンシャルを解放すると言った共同の目標を推進することが重要です。

 『スピード』と『至誠』を大切にする事で、CADDiは顧客やサプライパートナーの期待を超える価値を提供する事が出来ます。期待を超える経験を与える事が出来ます。『CADDiは本気でモノづくり産業の課題解決に挑戦している』と思われます。一般的な日系企業ではなく、グローバル視点で課題解決に取り組んでいる事をご理解頂けます。事実、米国で数十社の製造業メーカーと協議しましたが、殆どがCADDiのビジョンに理解を示し、CADDiとの取り組みを前向きに捉えてくれています。解くのが不可能だと思われていた調達課題をCADDiと共同に取り組めば解けると思いはじめてくれています。

最後に

 CADDiの米国での挑戦は始まったばかりです。現時点でCADDiと協議を開始した製造業メーカーと加工会社は全体のほんの一握りです。まだ1合目にも到達出来ていません。調達課題に頭を抱えて悩んでいる企業が散在しています。その課題を『スピード』と『至誠』を持って解決していくにはもっと仲間が必要です。CADDiでは本気で『モノづくり産業のポテンシャル解放』に取り組む仲間が必要です。グローバル規模で仲間を募っています。

 熱い思いを抑えきれず冗長な文章となってしまった事お詫び致します。また、最後まで読んでくれて誠に有難う御座います!
 CADDiで一緒にグローバル規模の課題解決をしたい方、本気で『モノづくり産業のポテンシャル解決』したい方、是非連絡下さい! 一丸となって世界を大胆に変えていきましょう!

■会社概要Q&A
https://recruiting.caddi.jp/recruit/event/meetup_friday
■募集ポジション
https://herp.careers/v1/caddi
■カジュアル面談ご希望の方
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