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言葉の力

 こんにちは、今回は、タイトルにもある通り「言葉の力」について書いていきたいと思います。
 もともと小学校の先生として働いてきて、子どもにいつも言っていた、私自身がいつも気を付けていたことは「言葉の力」です。教師を辞めたものの、関心は高く、未練があるので書いていこうと思います(笑)

言葉の力とは

 

言葉の力は偉大

 人が使う言葉の力は偉大です。時に人に力を与えたり、人を傷つけたりしますよね。また、使う言葉で人間性も見えたりします。私がいつも気を付けていたことを書き連ねていこうと思います。

言い方・発する言葉を選ぶ

 大人として発する言葉には責任が伴います。発する言葉一つで子どもの可能性を引き出したり、意欲を奪ったりすることができます。教師として子どもと接する中で、今回取り上げるものは、
「○○したらダメ!と言わない」「曖昧な言葉を使わない」の2つです。

「○○したらだめ!」とできるだけ言わないこと


 
「廊下を走ったらダメ!」「人をたたいたらダメ!」とついつい言ってしまうものです。よく言ってました…。
 ですが、言われた子供の頭の中を想像してみたときに、
「廊下を走ったらダメ!」と言われた子どもの頭の中は「廊下を走る自分の姿」が浮かんでいるのではないでしょうか。
こんな風に、言われた人が何をイメージするのかを考えて話をしていました。これは、子どもの発する言葉もそうですよね。

では、何と言うか

 では、実際には何と言えば良いのでしょうか。私は、先ほども述べた「言われた人が何をイメージするのか」にポイントを置いていました。具体的には、
「廊下を走ったらダメ!」→「廊下は静かに歩こう!」といったように。
相手が頭の中で理想的な姿をイメージできるように心がけていました。そして、その通りに行動できたときに褒めてあげるとより効果があります。
もう一度「相手に理想的な姿が分かるように」ですね。

曖昧な言葉を使わない

 次に使ってしまいがちな言葉は「しっかり」や「ちゃんと」です。これは相当使ってました。「次はしっかりしようね」「ちゃんとして!」と…。

 実際「しっかりってなんだよ…。」と思いますよね。何したらいいんだよ…。って。

 この言葉、日常生活でよく聞きません?これって私は少し意地悪だなと思ってしまいます。もちろん子どもたちも困っている!と勝手に思っていました。
だから「しっかり」をやめて、具体的にどうするのかを言うようにしました。また、指導をした後に「これからどうしていきたい?」と問うた子どもの答えも「しっかり」を掘り下げるようにしました。
「何をしっかりするの?」と。少し意地悪ですが、子どもは分かっていないこともあるので、何をしていくのかをはっきりさせなければなりません。
このように「しっかり」や「ちゃんと」といった捉えが人によって曖昧になる言葉をできる限り使わないことを意識していました。

まとめ

 このように、言葉一つで結構子どもの姿が変わりますよね。子どもに限らずですが、使う言葉を選んで、相手とよりよい関係を結びたいものです。ではまた。

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