クリニック構想⑦
駄菓子屋のこと
先日急遽(毎度毎度のことですが...)駄菓子屋を入れてみたいという考えになりました。
これを見たからですね↓
『駄菓子屋が売っているのはお菓子ではなく空間』。
なるほどふむふむ。これがビビビっときました(え?ふるい??)。自分の作るクリニックはもちろん診療は大切です。これまでどこにかかれば良いのか分からなかった子や、治療が継続して受けられなかった子を引き受ける役目があります。
しかし、それだけではありません。いろいろな経験や他人との関係性。お金のことや体の動かし方。社会を経験できる場が少なくなってしまっているので、それらを安全に体験できる場所。自分もそんな実態のないものを売ることを裏テーマに掲げています。
『空間を売る』。そこにシンクロしてしまいました。
駄菓子屋のコンセプトを必ずどこかに取り入れたいと思います。
こどもの教育環境
両親が共働き、兄弟も少ないが当たり前になった現代。人と関わることが少なくなっています。子どもはマネをして成長するイキモノです。まわりに手本となる大人がいることが成長を後押しさせる効果があります。
以前の記事にもありましたが、受付の人などはこどもの手本となる人にやって欲しいと考えています。近所のお姉さん(女の人であれば)的な存在ですね。優しくて頼りになるし、憧れの存在。
自分ももちろんですが、他のスタッフにもこどもたちが見ていて「かっこいいな」、「将来こんな職業の人になりたいな」と思ってもらえるなら良いと思います。
おばあちゃんが良いか、親爺が良いか
さて、そんな駄菓子屋さんですが、スタッフはおばあちゃんが良いのか、親爺が良いのか悩みます。ここにも優しいおばあちゃんが学校のことを聞いてきたり、時々お茶でも出してお話をしてくれたりしてくれると良いなーなんて。でも、少しがんこで時には怒って、でもいろいろな遊び方を教えてくれたり、独楽なんか上手かったりする親爺がいても良いかもなんて。
妄想がつきません!!!!!!!!
クリニックにはそんな新しい試みも含めて、こどもたちやその家族が通いたくなる、応援したくなる様な仕組みをたくさん考えています。嬉しいことに、徐々にその輪が広がり、「こんなのどう?」や「こんなのがあった方が良い」なんて意見をいただけるようになってきました。
反応がない場合でも、多くの人に読んで、目にとめていただけていることを実感します。
まだまだ1年以上先の予定になりますが、筑波山(877m)よりも高い目標を掲げて邁進していきたいと思います。
中川将吾
小児整形外科専門ドクター
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