きっと皆なにかしらあるから
新入社員になって一年目のあるとき、
鬱病が再発してしまい会社を休んだことがあった
私がいないことで誰かが代わりにやってくれていたことに申し訳なさを感じながらの久々の出社だった
すると思ったより周りの人たちが優しくて
「大丈夫だった?」
「無理はしないでね、頼ってね」
「今日来るの怖かったでしょ?私も休んだとき怖かった、休み明けって怖いよね」
そんな言葉に泣きそうになるのをグッとこらえて仕事をした
そのあと、会社の人たちの話を聞くと
前の会社でパワハラにあってこっちの会社に来た、と教えてくれた先輩や
昔引きこもってニートしてたとか
今、元気そうな人が何か抱えて仕事に来ているんだなあと感じた
保育園の先生が泣きそうな顔をしているのを想像は出来ない
花屋の店員さんが怒って花束を作っているのも想像できない
その想像できないを作り上げられたのは、なにかしらを抱えた私たちだから
仕事場では、笑顔 もしくは真顔
深く考えると難しいけど、きっと世の中はそうゆうもんだろう