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9月3日は『世界口笛の日』~ようこそ口笛の世界へ!

(※写真は、私が企画し2010年11月、今はなきグランベリーモール~東京都南町田にて「口笛の同時多人数演奏」のギネス記録を達成した時のものです。今は破られてしまいましたが当時、この329人は公認世界記録でした)

Noteを初めてまだ半年ちょっとですが、ここで口笛について色んな発信ができるようになり、さらに私の“口笛”短編小説も世に出せて、とっても嬉しいです!ただ最近は本業(医療関係の事業開発)が忙しく、さらに10月〆切の星新一賞も狙っていて、なかなか更新がおぼつかないのですが、合間を縫って書いてゆきますし、皆さんの記事も折にふれ楽しく読ませて頂いていますので、どうか緩やかにお付き合い頂けますと幸いです。

さて今日は『世界口笛の日』について書いてみますね。ちょうど来週の日曜(9月3日)がその日なので、予めこの日を知って頂きたい!そしてひとりでも多くの人が、この日に口笛を吹いて欲しい!と、願いを込めて書きます。

この日(World Whistling Day)は、口笛の世界大会を創始した故Allen De Hart氏の誕生日に当り、彼が世界中の口笛吹きたちを一つにしてくれたことへの感謝を表す日として、米国・日本・インドの口笛協会が連名で2018年に制定しました。

感謝の表し方としては↑ここにあるように「この日に口笛を吹く」、それだけで貴方も口笛ファミリーの仲間入り!口笛はかように手軽で、誰の身体にも備わっている楽器だということを、皆で認識するきっかけにしよう!…というのが、この日の趣旨なのです。

では早速、言い出しっぺの私から。コロナ禍の前に、新幹線浜松駅のストリートピアノで吹いた演奏をご笑覧くださいませ。

インドの友人はこの日、こんな風に仲間と楽しく吹いていました。

またインドには大きな口笛協会があって、そこはこんな風に1時間以上もの動画でお祝い。

ではそのAllen De Hart氏が創始した世界大会とは、どういったものだったのでしょう?最初は米国ノースカロライナ州のルイスバーグという田舎町で、町おこしとして始まりました。それが次第に反響を呼んで全米に広まり、さらには2008年に日本からの奏者たちが主要部門で優勝したことで国際化が進み、以後日米で交互に開催されるようになります。しかしルイスバーグの財政難により、この大会は2014年の第40回を最後に、幕を閉じました。そして以後は、日本(神奈川県川崎市)米国(ロスアンゼルス)に、コロナ禍で生まれたオンライン大会を加え、3大会が入れ替りで開催され現在に至ります。

ちなみに今は亡き大本の大会については、主な歴代優勝者の演奏リンクなどをこの動画の解説欄で詳述していますので、私の娘がこどもの頃の演奏と合わせてお楽しみ下さい。

ここに挙げた歴代優勝者から、3度制覇した伝説的なチャンピオンをご紹介。オランダのGeert Chatrou氏は現在、シルク・ドゥ・ソレイユで「コルテオ」に出演しています。

そして最多4回の優勝を誇るのが、米国を拠点とする投資ファンド、カーライルグループ役員のChris Ullman氏です。

最後に、私が出会った中で最高に美しいと思った口笛をご紹介しましょう。2010年に家族でルイスバーグの大会に参加したのですが、そこで交流したWhistling Tomさんです。彼が2008年大会で吹いた姿が、ロンドンBBCで放送されました。

以上、口笛の広がりと奥深さを感じて頂けましたか?でも、こんな世界へ飛び込むのに、何年もの厳しい習練や、高価な楽器購入などは不要です。貴方が今、思い立って吹くだけ。最初は風しか出ない人もいるかもしれません。そんな方はぜひ、こちらを試してください!風に少し彩りが加わるかもしれません。実際のところ、音響工学的に考察すると、よほどの機能低下や欠損がなければ、もっと多くの人が“音の鳴る形”を作れるはずなのです。

ここまでお読み頂いた貴方は、口笛という深淵な世界への扉を前にしていることでしょう。私の拙文が、来る9月3日に、その扉を開く一助になりますことを心から祈っております。では、Happy Whistling!!!


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