休み時間の呪縛
さて、1年間私は何をしていたのだろうか。
映画ブログを始めたはずが、そんなに映画好きではなかったということだろう。
早々にリタイヤだ。
ということで、久々自由に書いてみようと思う。
私は、今とある企業の事務員をしている。
一人事務というやつである。
(営業数十名に対して私一人だけが事務職)
一見、「一人は気楽でいいね」「一人が好きな人には最高じゃん」と
思うかもしれないが、これがなかなか苦痛なのだ。
先に、私は一人好きだが、同時に社交的なタイプであることは記しておく。
・友達とのご飯や飲み会で終電を逃すこともある
・行きつけの飲食店もあるし、そこへ一人で行くこともある
(本当に普通の人だと自分でも感じる。)
また、営業マンたちとは友達のような関係性はないものの
仕事中に私語はするし、悪い関係では決してないと(私は)思っている。
だが今の会社で、一人事務をやってみて
(約2年)、昼休みを乗り越え、
どうにも孤独を感じている。
学生時代、休み時間を独りで過ごしていたクラスメイトが居たが
あの感覚なのかもしれない。
「ちょっと寂しいぞ....」
そこで私はこの状況を改善すべく、営業マンの輪の中に入って食事を試みてみたが、
これが超絶につまらなかった。
昨夜の飲み会で酒をどれだけ飲んだとか、毎日定時後も予定があり忙しいとか、
本気でどうでもよかった。
(Yahooニュースの迷い老人を救って表彰される中学生の記事の方が
よっぽど元気と笑顔をもらえる!優しい世界が画面越しに広がる!)
ということで、初心に戻って一人で定食屋で過ごしてみた。
「あれ?もう食べ終わってしまった、お会計したらお店出なきゃ!
でもまだ会社戻って20分もあるぞ....」という現象が頻発。
お店にも迷惑をかけない程度に長居し食事をしてみたが、
あまりにも時間を気にしながら食べて疲れてしまった。
そういうことなら、と、時間をずらして一人でお弁当を社内で食べることにした。
「食べながらNetflixでも見るか。
わわわ、ラブシーン!!!
昼から何見てるんだって思われたかな....」
ラブシーン、キスのない作品は....
おっと、作品を気にしすぎている。
何も楽しめていない。
私はお昼休みの間、休まるどころか、
心がずっと出口のない空間に迷い込んだ迷子になる。
えっと、私は昼休みに一体どうしたいんだっけ?
明日からまた一週間が始まる....
昼休みの呪縛からは逃れられないのだ。
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