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臨時休業の再延期を決めて感じていること

5/6までとしていた店舗の臨時休業を、5/17まで延期することを昨日決めました。

5/18から営業再開予定ですが、感染者の状況によってさらに延長することも検討しています。

休業をしてから約一ヶ月経過したので、その期間感じたことを箇条書きにまとめていきます。

①「先を見据えた行動」と「その場しのぎの行動」が混在

現在の僕個人の心境としては、

「今後世の中はこうなるだろう」

という【先を見据えた行動】と、

「とりあえず今をどう耐えていくか」

という【その場しのぎの行動】の両方が、生活の中で混在しています。

正直なところ、この状態は想像以上に心身が疲弊します(笑)。


間違いなく今までのような生活には戻らないので、今後に備えた準備に時間を割きますが、

目の前の会社経営やお店の存続に向けての動きも同時にしないといけません。

ニュースを見る限り飲食などでお店を閉めたところも多いそうですが、

直近の経営状況が厳しいというだけでなく、

「考えることややるべきことの多さ」

に疲弊して、お店を閉めた方も多いんじゃないかと想像します。

人間が本当に集中できるものはそんなに多くない、ということを実感します。

②「正しい決断」ではなく「基準が明確な決断」の重要性

このコロナ騒動が起きてから、大阪の吉村知事のパーソナリティに魅了されている一人です(笑)

吉村知事の思想や、決断自体が正しいのかどうかは僕にはわかりませんが、

「決断のはやさ」「明確な基準の提示」「行動力」

にはただだたリスペクトです。

大都市の知事にもなれば、おそらく決めなければいけないことは、山ほどあるはずです。

その中での決断の速さ、歯切れの良いコメントは、組織のリーダーとして真似したいことです。

今回のコロナ騒動は「終わりが見えないこと」と「第二波、第三波が確実にくること」が焦点になりますが、

どんな決断にしても「嫌な思いをする人達」は一定数、確実にいます。

ただしその嫌な思いをする人たちも、

「決断自体」に嫌な思いを感じているのではなく、

「何を根拠にその決断をしたのか」という【根拠が見えないこと】にイライラや不満を感じているんじゃないか、と。

だとしたら、大阪のように根拠を明確にして基準を「数値化」することで、

「決断自体には反対だけど、そういう根拠で決断したんだね」

と腑に落ちる人は一定数いるかもしれません。

明確な根拠がないと、権力や世間体を気にした決断と思われてしまいますが、

根拠が見えるだけでこんなに人の気持ちはすっきりするんだと、自覚しています。


トヨタ自動車社長の豊田章男氏は、

「決めることと責任をとること」

がリーダーの役割だ、とお話されていましたが、

「根拠があり、基準が明確な決断をすること」

も上記のリーダー像に付け加えたいと思っています。


話題になりがちな「お店を営業するのか休業するのか」問題も、

「根拠があり、基準が明確」

な決断であることが焦点で、「正解かどうか」「善か悪か」は議論の対象にはならないと思っています。

③どの立場から物事をみるか

今回の休業延期に際して、

「経営者として」
1日でも早く再開して売り上げ回復させたい。従業員の給与確保したい。

「プロフェッショナル(トレーナー)として」
お客様の要望に応えたい、けれども集中してトレーニングにのぞめるとは言えない、お客様も安心して来店できるとは思えない。

「一国民として」
これ以上被害を感染させたくない。自分自身も感染したくない、家族にも感染させたくない。

という「3つの立場」から物事を総合的に判断しました。


結論としては、

「命は取り戻せない」

「仕事やお金は失っても、知識と経験は奪われない」

ということを踏まえ、再延期を決定しました。


ただし

・早くトレーニングに通いたいお客様

・早く仕事を再開したい従業員(休業対象に入っていないのでなおさら)

からしたら、納得できない決断かもしれません。


ただし、世間体を気にした決断やなんとなくの気分で決めた決断ではなく、

上記のように「根拠のある」決断だということは間違いありません。

けれども「どのような状態になったら営業再開できるか」

という「明確な基準」は今のところありません。


そして、根拠のある決断だとしても、やはり経営状況や今後のことを考えると不安しかないですね。当たり前ですが、売上がないので(笑)

日々臨機応変に対応していく「適応力」と、実際に行動にうつす「行動力」が今こそ必要だと感じています。


まとめ

今回のコロナ騒動でやるべきことはたくさんありますが、

①不平不満だけいう人

②不平不満も言わないが、やるべきこともやらない

③不平不満を言いながらも、やるべきことをやる人

④何も言わず、黙々とやるべきこをやる人

の4パターンいるとおもっていて、僕が好きなのは③と④の人間だと、改めて感じています。

実際に行動にうつせる人しか、未来は変えられない。

ちなみに僕自身は①か③です、毎日グチと小言がとまりません(笑)

けど、やるしかないですね。

止まらない、やり続ける。

終わりが見えないからこそ、粘り強くやっていきたいですね。

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