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メン地下彼氏とモラハラ同棲❤️‍🩹③「上京」

この物語は、メン地下アイドルでワンピースカードゲーマーのとやくんのDV・モラハラ疑惑について、第三者視点から検証・批評したものです。

主に、とやくんの彼女でJカップ爆乳コスプレイヤーのはんぺんさんおよびその周辺の公開ツイートから読み取れる事実、複数の関係者からの証言、見聞した内容を元に構成しています。

第3話の今回は、はんぺんの人物像と、東京に移住してからの生活の実情が、次第に浮き彫りになっていきます。

登場人物・あらすじ・前回のお話

↓登場人物とあらすじはこちら。

↓前回のお話はこちら。

3-1. はんぺんの「取説」

コスプレしてあざとく谷間アピールするはんぺん

はんぺんの待ちに待った東京生活について書いていく前に、ここで少し、彼女の性格について解説を加えておきたいと思います。

この物語をより深く理解するためには、「はんぺん(ぽんちゃん)」という女性について、もう少し詳しく知っておく必要があるからです。

この物語をここまで読んでくれた珍奇な方々の中には、以下のような疑問が浮かんだ方がいるかもしれません。

『なんか、普通につきあえばよかったんじゃないの…?』

※個人の感想です。

一般的な感覚からすれば、これはとても真っ当な疑問です。お互いに好き合っていたのであれば、金銭を介さずに普通につきあえたはずです。

しかし、はんぺんには、そうもいかない「論理」「事情」がありました。

イケメン大好き

「推し」のブロマイドを持つはんぺん(ぽんちゃん)

はんぺんの根本原理は非常に単純です。

『とにかくイケメンが大好き。』

彼女の原動力は、ほぼこの一点に尽きます。彼女が料理であるとすれば、材料はこれとジャンクフードぐらいしか入っていません。

彼女は元々は「夢女子」でした。かつては、二次元の妄想世界でイケメンとの夢生活に耽溺していましたが、テニミュオタ(ミュージカル『テニスの王子様』のオタク)で三次元の味を覚えてからは、主に三次のイケメンアイドルへとその路線はシフトしていきます。

ミュージカル『テニスの王子様』3rd season 青学(せいがく) vs 氷帝

ただのイケメンではダメなのです。三次元の「キラキラアイドルのイケメン」でないと、濡れるものも濡れない性癖になっていきました。しかも、「繋がれる可能性」がないとダメです。なので、メジャーアイドルには見向きもしませんでした。

↓幸村精市風に言えば、こんな感じの状況です。

マンガ『テニスの王子様』より「幸村精市」

しばらくテニミュ沼にどっぷりとハマっていましたが、そこで紆余曲折があり、ヒプマイオタとして再び二次の世界に舞い戻ります。ヒプマイ沼はそれなりに居心地がよかったので、しばらくそこに住み着きます。

『ヒプノシスマイク』「観音坂独歩」(麻天狼)推しだった頃のはんぺん(ぽんちゃん)
『ヒプノシスマイク』「観音坂独歩」(麻天狼)
『ヒプノシスマイク』オタクだった頃のはんぺん(ぽんちゃん)のコレクション

しかし、一度覚えた三次の味はなかなか忘れられません。

テニミュ時代の不完全燃焼感と挫折感も根強く残っていたので、結局は三次のイケメンアイドルを嗜好するようになっていきます。そうして辿り着いた先が、「メン地下アイドル」界隈だったということです。

↓幸村精市風に言えば、こんな感じの状況です。

マンガ『テニスの王子様』より「幸村精市」

承認欲求とマウント

はんぺんのもう一つの原動力となっていたのは、女性オタク特有の「承認欲求」です。これは、一般的な感覚の方からすると(特に男性からすると)、少し理解しづらい感覚かもしれません。

女性オタクには(とりわけアイドルオタクには)、多かれ少なかれ承認欲求があります。その多くは、非モテによる自己肯定感の低さからきています。彼女達には、劣等感の裏返しとして、イケメンに認知されたい、あわよくば繋がりたい、という計り知れない渇望感があります。

だからこそ、「推し」に対して途方もない熱意と労力を注ぎ、多額の金銭を貢ぐことも苦になりません。というよりもむしろ、貢ぎたいのです。次第に「推し」が人生のすべてになっていきます。

マンガ『推しが辞めた』より

チケット争奪戦を制し、ヘアメとメイクとコーデを決め、意気揚々と「現場」に乗り込み、キラキラ輝くアイドル達を「推している瞬間」こそが、彼女達自身も輝ける、幸せな瞬間でもあるのです。

マンガ『推しが辞めた』より

そして、自分達のすべてを捧げている以上は、同担や推し被りに簡単には負けるわけにはいかない、という強い対抗意識が往々にして芽生えます。

マンガ『ワンピース』より

キラキラアイドルに捧げるだけ捧げ、「自分が支えている」という自己肯定感を持ち、熾烈な認知合戦に打ち勝ち、あわよくば求愛されて繋がり、他のオタクに陰に陽にマウントをとるー。

これこそが、オタクの承認欲求が存分に満たされる、恍惚の瞬間なのです。そして、その瞬間こそが、はんぺんが長年求めてやまなかった「儚い夢」の瞬間だったのです…。

マンガ『推しが辞めた』より

オタクにとって、周囲の女性達は、仲間であり敵です。ここにオタクの人間関係の矛盾があります。はんぺんは負けず嫌いの性格で、対抗意識が非常に強かったので、他のオタクを過剰に敵視することも多々ありました。テニミュ時代には、空気が読めなすぎて、他のオタクから公然と疎まれていました。(可愛くてスタイルが良くて巨乳というだけで、他のオタクからは疎まれる、というのもあります。)

はんぺんメモ

コンプレックス

『ヒプノシスマイク』「観音坂独歩」推しだった頃のはんぺん

ここで、さらに、以下のような疑問が生じるかもしれません。

『はんぺんはかわいくて巨乳でスタイルもいい。お金を使わなくてもイケメンにモテたはずだ。なぜわざわざそんなことをする必要があったのか…?』

※個人の感想です。

彼女のプライバシーにも関わるので、詳しくは書きませんが、これにははんぺんの「とある事情」が関係しています。

その辺を、童話『シンデレラ』にたとえて説明してみます。

ディズニー映画『シンデレラ』

彼女が「ガラスの靴」を与えられたのは、20代も後半になってからのことです。

それまでの四半世紀は、「シンデレラ」として振る舞う機会は、全くといっていいほどありませんでした。

幼い頃からの「美女」としての経験が絶対的に足りていないので、突然「ガラスの靴」を与えられても、童話の主人公のように上手く履きこなすことができません。「カボチャの馬車」を用意してくれる魔女もいませんでした。

これでは、彼女を「シンデレラ」と思って近寄ってくる「王子様」達を魅了することはできません。かえって困惑させてしまうばかりです。「舞踏会」に残っていくのは、とやくんのような「おっぱい目当て」のキモい男性ばかり。彼女のコンプレックスは余計に増大していきます。

時計の針はもうすぐ午前0時(30歳)です…。魔法がとける前に、早くどこかの舞踏会で結婚相手を探さなくては…。そうして、森の中を彷徨っていた彼女の目の前に、ひときわ輝く一つの劇場が姿を現します…。

劇場の名前は、『メン地下アイドル』。

さて、そこでテニスの王子様」とは、出会えたのでしょうか…?

マンガ『テニスの王子様』より「幸村精市」(くどい)

3-2. とやくんとの東京生活

大幅に脱線しましたが、2021年1月頃から始まった、はんぺんの待ちに待った東京生活に話は戻ります。

はんぺんは、移住以前から、メン地下でのオタ活をとても楽しみにしていて、東京に行く時はいつもテンションが上がっていたので、この移住についても、かなり期待を膨らませていました。

経済問題

マンガ『推しが辞めた』より

しかし、少なくとも最初の段階では、その東京生活は「最悪」でした。

そもそも、長期のメン地下での推し活により、当時のはんぺんには、経済的な余裕はあまりありませんでした。それに加えて、引越費用までかかったので、東京に出てきた時には、かなり困った状況でした。当時は、コロナの影響で「経済活動」もやりづらかったからです。

そのため、まずは、東京での生活基盤を安定させる必要がありました。

一方、とやくんにとっては、はんぺんが東京に出てきたことは、願ったり叶ったりです。頻繁にはんぺんの部屋に入り浸るようになり、必然的に「そのような関係」も深まっていきます。

そもそも、「巨乳好き」「おっぱい目当て」のとやくんです。はんぺんが身近になり、「そのような関係」も深まったことで、余計に持ち前の嫉妬心や束縛心や独占欲に火がついてしまいます。

そして、この辺りの時期に、とやくんはかなり酷い「暴走」をはんぺんに対してしてしまいます。(それらは、はんぺんの重大なプライバシーにも関わる、非常にセンシティブな話題なので、ここでは記述しません。)

はんぺんは、とやくんのために東京に出てきたわけですが、それがかえってとやくんの「問題行動」を誘発する結果に繋がってしまったわけです。そして、そのことが、「経済活動」の大きな障害ともなってしまいました。

せっかく楽しみにしていた、とやくんのための東京生活。その出鼻を、よりによってとやくん自身にクジかれてしまうというのは、なんとも皮肉で残念な結果です。

とはいえ、東京生活は悪いことばかりではありませんでした。移住したことで、メン地下仲間との親交も深まり。色んなイベントにも楽しく参加していました。

着物イベントに参加するはんぺん(ぽんちゃん)

「貢ぎ」

↓これはメン地下アイドル時代のはんぺんが、とやくんとライブ後の物販にて撮影していた「チェキ」です。

はんぺん(ぽんちゃん)の「チェキ」
はんぺん(ぽんちゃん)の「チェキ」

どちらもざっと30〜50枚ぐらいはあります。これぐらいの枚数は、メン地下オタクにとっては普通かやや多めぐらいです。枚数を撮れば撮るほど、演者と密着する機会が増えます。チェキの撮影料金は、大体1枚1000円が相場です。

つまり、はんぺんは、毎回のライブ毎に、単純計算で3〜5万円ほどを、とやくんに貢いでいたわけです。

この行為は、一般的な感覚からすれば、理解しづらいかもしれません。特に、はんぺんの場合は、裏でとやくんに言い寄られていたので、なおさら理解しづらいと思います。「普通につきあった方がいいじゃないか」と、どうしても思ってしまうからです。

もし、そう思ってしまう方がいたら、前回の話の後半と、今回の話の前半をもう一度読み直してみてください。多少は理解が進む部分があるかもしれません。

ちなみに、これらの「チェキ」は、オタクにとっては「大切な想い出」です。撮影するだけで終わりではありません。多くのオタクは、これらをスキャンしてSNSに「まとめ」としてアップし、周囲とその「幸せな瞬間」を共有しあいます。

「支援者」

マンガ『推しが辞めた』より

この当時、はんぺんには複数の「支援者」が存在しました。それらの関係性は、はんぺんのこれまでの「経済活動」の中で培われてきたものです。それなりに「良好」な関係性を築いていました。

その「支援」があったからこそ、とやくんへの推し活や、東京生活が成立していた部分もありました。

しかし、これはとやくんにとっては面白い状況ではありません。(この辺のとやくんの心理は、改めて説明するまでもないでしょう。)

ちなみに、この頃のはんぺんは、とやくんに自身の「経済活動」について、包み隠さず話すようになっていました。とやくんに事情を説明することで、納得してくれるだろう、理解してくれるだろう、という気持ちがあったからです。

しかし、それをすんなり理解してくれるような相手なら、そもそも理不尽なモラハラ行為などするわけがありません。モラハラ気質の男性に対しては、一歩譲れば、一歩踏み込まれるだけです。

とやくんは、あろうことか、そういった「支援者」とはんぺんとの関係性を、なりふり構わず妨害する方向に動くようになっていきます。そしてそれは、水面下でトラブルの遠因となり、いまだに尾を引く結果となってしまいます。

マンガ『新宿スワン』より

はんぺんの心境

とやくんのこうした行動は、交際相手として一見筋が通っているようにも見えます。しかし、よくよく考えてみれば、とやくんも、メン地下アイドルの演者として、複数の女性オタクからの「支援」を受けていました。

本質的には、はんぺんと同様のことをしています。

はんぺんの行動を止める権利はどこにもありませんでした。

はんぺんからしてみれば、↓このような心境です。

『わたしは支援がないと、あなたを推すこともできないし、東京での生活もできない。あなたを一番に考えているし、全て話しているのだから、そこは理解して欲しい。そもそも、あなたもわたしと似たようなことをしているし、まだつきあってはいないのだから、そこまで口出しされる筋合いはない。』

はんぺんの心境

こういう気持ちもあったからこそ、はんぺんはとやくんと「繋がって」はいましたが、「つきあうこと」には一歩踏み出せませんでした。とやくんとつきあえば、「支援関係」を切らされるのは、分かりきっていたからです。

この辺の心理は、一般常識とはかけ離れたものなので、理解しづらい部分もあるかもしれません。

しかし、これまでに説明した、はんぺんの「論理」と「事情」、そして、とやくんの「本性」を考えあわせれば、理解が進むのではないかと思います。

3-3. とやくんの「野望」

はんぺんの心情は、その内容はともかく、一応は筋が通っています。

普通の性格の男性であれば、もしかしたらその「論理」を理解してもらえたかもしれません。しかし、とやくんはドのつく偏狭な性格です。相変わらず、はんぺんの「経済活動」を快くは思っていませんでした。

アメとムチ

マンガ『新宿スワン』より

とやくんには、「自分が経済的に女性の面倒を見る」という発想は全くといっていいほどありません。とやくんの思考の根底にあるのは、「女性を利用して自分に貢がせること」だけです。

女性が自分に対して、心も体もお金も惜しみなく捧げる、というのが、とやくんにとっての理想の形態です。おそらく前世は、女衒かヒモだったのでしょう。

はんぺんは、そんなとやくんの「恋愛対象」としては、実に都合のいい女性でした。「美形」でスタイルもよく、何より自分好みの「爆乳」です。

そして、イケメンアイドルが自己肯定感と承認欲求さえ満たしてくれれば、惜しみなくお金も捧げてくれる女性です。なんなら移住して部屋まで用意してくれます。

とやくんは、そんなはんぺんを完全に手中におさめるために、表ではアイドルとして「アメ」を与え、裏ではモラハラ男として「ムチ」を与えていました。

この頃のはんぺんは、自分を曲げて、とやくんの意向に従うようになってきていました。とやくんの「アメとムチ」が功を奏し始めていたのです。「悪魔」を飼い慣らすどころか、逆に飼い慣らされてしまったわけです。

とやくんにとっては、これはまさに理想の状況です。はんぺんのおっぱいを絶対に手放したくはありません。しかし、彼女はなかなか自分とつきあおうとはしません。とやくんは、さらに執着の炎を燃えたぎらせていきます。

『つきあえばもっと「支配」できるのに…。なぜあいつは俺とつきあおうとしないのか…。どうすればいいんだ…クソ…。』

とやくんの心境を類推

いや、そんなんだからつきあわねーんだろ?バカなの?

二つの戦略

楽屋で自撮りするとやくん

こうして、とやくんは、その「野望」を成就させるために、主に以下の二つの戦略をとるようになっていきます。

  • イケメンキラキラアイドルとして大成すること

  • はんぺんに自分の息のかかった「経済活動」をさせること

具体的には、前者については、2021年5月頃から、自分のHNを冠した『SOSYONiON』という、メン地下界隈ではそこそこ大規模な対バンイベントを主催するようになっていきます。

とやくんはメン地下アイドルとしての人気はいまいちでした。同じグループにも、他グループにも、とやくんより魅力的な演者はたくさんいました。

はんぺんは、「じゃっく☆ぽっと」以外の色んなグループのライブにも参加していたので、とやくんから推し変する可能性もなきにしもあらずでした。

そんなライバル達に正攻法で戦っても勝てません。だからこそ焦って、はんぺんに結婚を前提につきあうことをしつこく迫り(結婚するとは言っていない)、モラハラ束縛を繰り返していました。

そんな中で導き出した方向性が、「イベントプロデュース」だったわけです。そこで成り上がれば、はんぺんの目を自分に向け続けさせることができます。幸いにも、このイベントはそれなりに好評を博していきます。

後者については、繰り返し説明したとおり、とやくんは、はんぺんの「経済活動」や「支援者」を快く思っていませんでした。できれば、そこからはんぺんを引き剥がしたい。しかし、自分に貢いでもらうことができなくなるのも困ります。

その結果、はんぺんを「支援者」から遠ざけさせ、自分の息のかかった「経済活動」をさせる方向に導いていくことになります。

これらの「スキーム」は、↓前回説明した「女性の流通」と本質的に違いがありません。『こっちで稼いでとやくんにつかえばいい循環』を発展させただけです。

とやくんの「スキーム」のおさらい

そうすれば、つきあっていないまでも、はんぺんを公私にわたって「支配」し、自分に依存させることができるからです。

こうして、とやくんは、メン地下アイドル兼イベントプロデューサーとして邁進していくようになり、はんぺんは、それを全力で支援するようになっていきます。

この方向性は、一見上手くいきそうにも思えます。しかし、二人は「何か」を見落としてはいませんか…?

さて、とやくんの「野望」は、めでたく成就するのか…?

はんぺんの「儚い夢」は、果たして叶うのか…?

↓第4話「夢の終わり」へと話は続きます。

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