見出し画像

【返金完了!】オンライン〇〇詐欺

オンラインスクール詐欺

私は昨年9月、オンラインスクールが突然廃業するというトラブルに遭遇しました。事の経緯については、記事にしておりますのでこちらをご覧ください。

この記事では、この詐欺によって何が起こったか。事案に対して私がどのような対応をしたのかという備忘録として残します。特殊詐欺と呼ばれる被害について、然るべき対応を行うことでなかったことにできる可能性があるというささやかな希望になれば幸いです。

最初に一括払い、返済は分割

今回の事案を含め、「オンライン〇〇」に多いのが「先に一括払いをする」ということです。私の場合はスクール費用として、入会申込の書類と共に決済手数料込みで298,000円をクレジットカードで支払いました。一括で払えるわけもなく、そこからクレジットの請求を6分割に設定しました。他の事案でも似たような説明を受けたことがあり「最初に一括で支払っていただくんですが、クレジットカード会社への返済はムリのない範囲で36回払いなどにしていただくことでお支払いが可能です」と言われたことがあります。恐らくですが、今回の事案と同じ顛末が待っていたのではと思いました。

この方法ですが、メリットは仕掛け人側に先にキャッシュが集まること。ある程度のキャッシュが集まったところで「サヨナラ」。LINEでのみ繋がっていましたが、アカウントを消してしまえばとんずら完了です。タップ1つで音信不通の完成。やられた側は追いかける方法がありません。

被害者対応

Xデーである9月29日に廃業がわかった時点で、私はクレジットカード会社(今回は楽天カード)へ連絡しました。内容としては「分割払いをしている会社が廃業宣言したため、今後の支払いを止めてほしい」という申告を行いました。カード会社からは「日本クレジット協会」のフォーマットに従い、「支払い停止等の抗弁書」という書面を送って欲しいと指示されました。

9月30日に事の経緯と入会申込書を添付して書類を発送。10月1日に説明会なる謝罪配信が行われましたが、対応などについては一切触れずそれ以後の連絡は一切取ることができなくなりました。倒産手続きをとるという話もありましたが、2023年1月現在もその確認は取れていません。

10月11日。カード会社のお客様相談室より連絡があり、同時期に同内容で複数の抗弁書が届いたため、社の法務部が事の重大さを加味して分割払いの中断に向けて動いてくださるということでした。この辺りについては、被害者の方々がTwitter上で情報共有をしてくださったおかげだと思います。この場を借りて御礼申し上げます。

11月15日。楽天カードより「異議申立書」のフォーマットが到着。こちらの書面を提出することでブランド加盟会社に対して請求に異議を伝えることができ、加盟会社から先方に今回の請求が妥当なものであるかを調査してくれると説明を受けました。翌日に書面を発送。以後は加盟会社の調査が終わるまで請求は保留となり、待つしかないとのこと。

2023年1月24日。カード会社から入電。加盟会社の調査が終了し、先方が廃業しており本来提供すべき内容を行えていないと判断し、本件についてはチャージバック(返金)対応とする決定になったとのこと。カード会社からは3回支払った金額の返金があり、今回の被害については加盟会社が最終的な被害者となってくれて事なきを得ました。

落ち着いてやるべきことを

今後のライターデビューを夢見ていた6月末。まさか半年後にはこんなことになっているなんて夢にも思いませんでした。スクールには300名ほど生徒がいたという情報もあり、数多くの被害者がTwitter上でそれぞれの動きをしていたのを私も追いかけていました。私の場合はクレジットカードによる分割払いにしており、まずは支払いを止めること。そしてあわよくばお金を取り返すこと。そこに注力すべく、何ができるのかを調べた上で実際に問い合わせて相談しました。知り得た内容はTwitter上で共有し、1人でも多くの同志が救われるように努力しました。

その結果、なんとか返金対応という結果を勝ち取り、詐欺はなかったことにすることができました。取り返すまでは「高い勉強代だった」などと思っていましたが、額が大きかったので今は少しでも余裕ができたことに安堵しています。同様の被害は数多くあるとネット上を調べていてわかりました。やられたらやり返す!そのくらいの強い気持ちで前を向いて歩んでいけますように。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?