もう少し自分を信用しないで。
親が子供にこんなことを言ったらダメだけど、そんなことを言って担任の先生と一緒に思わず笑ってしまった。懇談での話。
「もう少し自分を信用しないで」
忘れ物の多すぎる我が子に私が言った言葉。
忘れ物が多すぎる。
でも忘れ物って忘れてしまうから忘れ物であって、なぜ忘れたのかと責められても忘れたんだから忘れたんだよというしかないんだと私自身よく知っている。だって私はかなり忘れっぽいから。
私はよく家を出た直後に2回、3回と家に戻る。
スマホ忘れた。鍵忘れた。財布がない。イヤホンがない。
スマホ忘れたと思って戻って探したら見つからない。あれ、かばんにやっぱり入ってたよ。そんなこともよくある。
けっこう疲れるけど、気にしない。行ったり来たりして運動してると思うしかない。
そんな私の遺伝だろうか。下の子の忘れっぽさはなかなかすごく、まぁこれはモノに限らず、言葉とか漢字とかそういうのも覚えても覚えても忘れるからテストでは点数が取れない。特技に近いと思う。病院に行こうかなって自分でも言ってたくらい忘れっぽい。でも病院行くほどじゃないと感じる。一般的な忘れっぽいサークルの中には普通に入る感じかな。
「もう少し自分を信用しないで」と言うと「自分を信用なんてしてないよ」と答えた。
だから「家を出て学校へ行く途中くらいで忘れ物をしたんじゃないかといつも考える」と言う。担任の先生とほぼ同時に「それだと遅い」と突っ込んだ。家を出る前にカバンの中を確認しようよ。忘れ物を発見しようよ。
提出物の提出忘れは致命的なのに、これもまた課題だな。
でもまぁ忘れっぽい私だからこういうことにはとても寛大だ。だって忘れるんだもん、しょうがないやん? と私もいつも思って生きている。忘れてしまう理由とか探せばあるのかもしれないけど、次には忘れないなんてできない。やっぱりまたすぐ何か忘れるからね。
私は自己肯定感が高すぎる子供二人を育ててしまった。
どうしてあんなに自己肯定感が二人とも高いのかよく分からない。
でも自己肯定感が高すぎて、もっとここは改善しようよってところがまったく治らない。
「こんな自分でいいんだよ」
そんな前向きな姿勢は素晴らしい。
うーん、でもちょっと困るんだよね。
あんなところもこんなところも、もうちょっと問題意識もってほしいなと親としては思ったりもする。
とはいえ、本人たちはどこ吹く風か。
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