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ゴンドラで花の楽園へ―今日のお花たち その23

 先週の高尾山登山で汗を絞られ、ぐったりしてしまったので、ゴンドラで楽チンに高い所まで行けて、花も楽しめる、長野県富士見町の入笠山へ。困ったときの入笠山で、数え切れないほど訪れている。

 いつも伺うペンションが満室で、山登りよりも往復に時間がかかるけれど、日帰りで行く。JR中央本線の富士見駅から、富士見パノラマリゾートの無料送迎バスを利用する。

 山麓からゴンドラに乗る。昨年来たときにもらった、また来てねチケットで300円割引になって、往復1900円なり。ゴンドラは、静岡県・川崎市・多摩市の方は無料。いいなあ。八ヶ岳の眺めを楽しんでいると、山頂駅着。

ゴンドラ乗り場にいた、かわいいヒトたち
ゴンドラで、標高1780mまで!

 降りてすぐの山野草公園で、いろいろな種類の花を満喫。

赤み強めのカワラナデシコ
エゾリンドウ もうリンドウの季節なんですね。
ヤマハハコ
イヌゴマ、でいいのかな?
先週の高尾山に続いて、またまたフシグロセンノウ
レンゲショウマは、真っ盛り。入笠に咲くものは、みんな小ぶり。紫色が強めの方。
ツリガネニンジン 鐘の鳴る音が聞こえそう
双子のユウスゲ
ソバナも鈴なり
ヤマユリ
高尾山では終わっていたけど、まだ咲いてる!
マツムシソウ
ノコギリソウ
去年も見ているのに、名前を忘れて、帰りにチケット売り場の方にきく。
ピンクがかったノコギリソウ

 花を見てばかりで、登山が始まらないので、そろそろ行くよ、と相方に言われ、入笠湿原を行く。

入笠湿原

 湿原で、山野草公園とはまた違うお花と出会う。ウメバチソウは、何度見ても、いいなあと思う花。宮沢賢治の『鹿踊りのはじまり』にも登場する。鹿はうたう。「すすぎの底でそっこりと 咲ぐうめばぢの 愛(え)どしおえどし。」

ウメバチソウ
サワギキョウ
クサレダマ
エゾノコリンゴの小さな実
アカバナ

 相方は頻繁にトイレに行きたくなるから、山頂には行かず、マナスル山荘付近で待っているという。仕方なく、一人で登山。
 登山道では、オトコエシやハクサンフウロに出会う。

オトコエシ
ハクサンフウロ

 200mも登らずして、標高1950mの山頂に到着。大にぎわい。

 甲斐駒ヶ岳、仙丈岳が見える。

 うっすら富士山も。

 北アルプス方面は見えなかったけれど、まあまあ展望を楽しめた。
 下って来る途中で、アサギマダラを見る。のんびり蜜を吸っている。

 ヒュッテ入笠に寄って、ゴンドラのチケットを買ったときにもらった、富士見町観光周遊割引券を使って、ソフトクリームを食べるつもりだったのに、売り切れでしょんぼりした。毎回、来たときに食べるのを楽しみにしていたのになあ。

 山野草公園に戻って来る。クサボタンがくるりん。

クサボタン

 帰りのバスまで時間的に余裕があるので、もう一度、山野草公園でレンゲショウマを見る。満喫しました、ありがとう。また来年!

 バスに乗ると、運転手さんからアナウンス。富士見町の観光周遊割引券がたくさん捨てられており、駅前で使えるお店を教えるので、できるだけ使ってほしいという。そこで、大丸屋さんでハーブティーを購入。カメリアニコティーというお店のもので、過去に通販でお取り寄せしたこともある。車なら、実店舗にも行ってみたいのだけれど。

カメリアニコティーのハーブティー

 各駅だと、時間がかかるので、帰りは奮発して特急あずさに乗る。1時間以上の節約になった。「霧ヶ峰が見えたけど、今度行くときはコロボックルヒュッテに泊まってみたい。」とか、「車窓からもよく見えた甲斐駒ヶ岳は、太宰治の『八十八夜』という短編にも出てくるんだよ。」なんて話しながら帰って来た。


https://www.fujimipanorama.com/summer/


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