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雨中夢中のランで見た今日のお花たち その32

 日曜日、目覚ましをかけたのに、まんまと寝坊。それでも高尾山に行こうとして家を出るが、電車まで少し時間があったので、一度家に戻る。再度、出かけたら、おにぎりなんかを入れたエコバッグを忘れて来たことに気づく。気持ちが萎えて、山登りはやめて、走ることにする。走るのは土曜にしたかったけれど、土曜日は、二度寝して起きたのが昼という体たらくで、見送った。

 朝から走ると疲れてしまうだろうから、午後にしようと思い、昼に大戸屋でサンマを食べ、エネルギーチャージする。血糖値が上がったからか、ランチ後、駅ビルでかかったマッサージ機で体がほぐれたからか、眠くて仕方なくなる。しかし、このまま寝てしまったら走るのが夜になってしまう、と着替えて簡単にストレッチして、外に出る。

 まずは最寄りの公園へ。公園横には図書館があり、ガラス張りなので、中が見える。休日だから、大盛況だ。窓際の席でパソコンを持ち込んで、書き物か何かをしている人も。自分を追い込めるし、無料だから、利用する価値はあるのだろう。けれど私は、雑誌に掲載された文章をチェックしに行くことはあるが、パソコンを持ち込んで書き物をしたことはない。近いのにもったいないといえば、もったいない。

 公園のイチョウの木には、ギンナンが。そろそろあの匂いの季節ですな。

ギンナン

 匂いといえば、この日はキンモクセイの華やかな香りが漂って来る。好きな匂いに鼻腔をくすぐられながら走るのは、気分がよい。そういえば、小学校時代、匂い玉なんてのが流行って、ガラス瓶に入れてコレクションにしてたなあ。

 木が繁っているので、ちょっと暗い原っぱでは、白いヒガンバナが盛り。赤はまだまだこれから咲きそう。

 公園からこんな道を下って、湧水へ。

 小さな鳥居もある。

 湧水では、ハトが休憩中。片目をケガしていた。かわいそうに。飛ぶの、不自由だろうなあ。

 小さな植物園では、純白のヒガンバナが咲いていた。

 夏の名残りの一輪も。

 先週と同じにゃんにまた会った。この日もなでさせてくれた。

 この山門の近くがにゃんの定位置みたい。

 これから、奥に見える階段を登ります。

 でーん!

 階段を登るとこちらに着きます。

 次の公園に向かう途中、店舗兼用のお宅の壁面に咲いていた花。遠目で見たときは、造花かと思った。色合いは私の好みではないけれど、こんなふうにきれいに這わせることができるんだなあとびっくり。

 一階が店舗になっている共同住宅の壁面にあったピカソのゲルニカ。ピカソのハトの絵に、バンクシーも。よほど大家さんが絵がお好きなのだろう。

ピカソのゲルニカ
バンクシー

 昔、叔父と従姉妹とスペイン旅行をして、本物のゲルニカを見たのが懐かしい。ヨーロッパ、今は円安で高くつくけれど、また行きたいなあ。

 もう一つの公園に到着。ススキが風に揺れて。

 こんな階段を下ったり上ったり。もう電灯がついた。

 野生のキクがもりもりと咲いている。

 この後、運悪く、いきなり雨が降り出す。10キロ走ろうと思っていたのに、このまま家に帰ったら、目標を達成できない。帰れば服を脱いでシャワーを浴びるんだから、今濡れたってどうせ同じことだ、ええい、このまま走ってしまえ、と雨で人気がなくなった公園の中をがむしゃらに走る。ちょっとした狂気の沙汰である。家の最寄りの公園に再度行き、そちらもぐるりと一周してから、家に戻って来た。

 今日も安定の遅さだ。早く脚力をつけるために今はアップダウン多めの道を走っているけれど、12月ぐらいに平らなところを長めに走りたいなあ、と思う。思いつくのは、玉川上水緑道だ。何度も走っているけれど、拝島から富士見ヶ丘まで通しで走ったことはない。通しだと、26キロぐらいのよう。これを一度走れれば、30キロの青梅マラソンに自信を持って臨むことができる。足をケガしたりせずに、一度走れるといいなあ、と思う。

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