会社のライフステージ(安定期)

では、次に安定期です。
おそらく、10年程度経つ頃でしょう。事業の売上や利益が安定化しつつありながら、これから従業員も増えたり新たな事業も模索したりなどの段階ではないでしょうか。

前回は退職金の中でも死亡退職金をお話しました。

役員退職慰労金について触れます。

法人が、役員退職慰労金を支払うときの注意点があります

①赤字にしない
②借入れしない
③現金を減らさない

この3つがとても大切です。
それぞれ、理由は明確だと思います。

・赤字にしてまで退職金払う必要あるの?
・金融機関から借入してまで、退職金払う?大丈夫?
・会社の運転資金を減らしてまで払うの?

などが挙げられます。
それを無視すると、一体どうなるでしょうか!
後継者の事業継続が困難になっていきます。

ですので、多くの会社では
老後資金の準備として、
小規模企業共済や生命保険、iDeCoなどを使う会社が多いです。

ここをまず知っているか知らないかで
会社経営の第一歩として踏み外してしまいます。

2016年のデータ(セールス手帖社)ですが、
経営者の老後が不安
という方は約6割
具体的に何が不安なのか
上位3つは
・自分や家族の健康、生活資金
・事業承継
・相続

また、経営者の老後の生活費
30〜50万円が、約50%
となっています。

多くの経営者は退職前と後の生活レベルは落としたくない。という方が多いです。

そのためには、どういった形で準備するのが良いのでしょうか?


では、次回は安定期を超えた後にある
事業承継期についてです。

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