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読書プレゼンをやってきて…

昨年からの業績悪化で、
辞めてしまった管理者教育があった。

それは、
読書してからプレゼンをするという教育。

幹部または幹部候補が対象者で、
月に多い時で4冊の本を読み、
それをまとめてプレゼンをするのだ。

プレゼンの様子は録画もされ、
後から対象者全員が動画を観て、
自分以外を評価して順位を付けていた。

プレゼン方法は、
基本的に私と一対一で行われ、
課題本と自ら選んだ本の2種類で行う。

私も課題本と対象者が選ぶ本を、
プレゼンまでに読破して望んでいた。
そのため、
対象者が13人の時は、
ひと月で14冊以上のハイペースになった。

およそ4年くらいやっていたが、
残念ながら、
この読書プレゼンを行った管理職のうち、
5人が会社を去って行った。

しかしながら、
残った多くの者はなんだかの成長が見られ、
さらに、3名の社長候補が生まれている。

現在のドタバタを落ちつかせ、
来年以降は復活させたいと考えている。

管理者の読書量は年間最高36冊になった。
(私は200冊を超えたが…)
なかなか大変な量だった。

これには、
学歴がほぼ高卒の管理職に、
自信をつけさせる目的もあった。

大手の担当者や中小企業でも社長とかだと、
立派な学歴の人が沢山いて、
気後れしてしまうことがある。

読書を年間36冊も読んで、
知識が増えれば、
接待や打ち合わせの雑談でも、
会話の内容が変わる効果があるのだ。
つまり、自信が付くのだ。

課題本には50代以上の経営者が好みそうな、
司馬遼󠄁太郎を中心に、
竜馬がいくや坂の上の雲といった、
幕末から明治にかけた物や、
太閤記などの戦国物を数多く採用した。

読書プレゼンが終わっている今でも、
管理職には課題に直面した時に、
わからないことや迷ったら本を読め!
と必ず言うようにしている。

なかなか凄い読書量だったと思うが、
この偉業を達成させたことを、
管理職が忘れてしまうので、
沢山の読書をしたことを思い出させている。


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