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勝手に古事記解釈 妄想か?現実か?
トップ写真 延喜式内社で唯一 イザナミを冠する伊邪那美神社 徳島
はじめにおことわり
今日は、自分なりに考える古事記。
もし、古事記が実話を元に書かれているなら。
具体的な場所はどこか。
書かれてる表現から読み取れる事実背景。
について、さらっと書いてみようと思います。
あくまでも、
私が考えることであって、
事実かどうかの責任は取りません。(笑)
そこんとこ理解してお読みください。
国生みについて
古事記のストーリーが大きく動き出すのは、
イザナギとイザナミによる国生みから。
それまでに登場する造化三神と神代七代。
ここはひとまず置いといて。
天孫族、いわゆる天津神であるイザナミ。
海洋民、国津神であったイザナギ。
二人は出会い結婚。
二人が出会った場所。
阿波説では淡路島ではなく、
現在の徳島県美馬市辺り。
![](https://assets.st-note.com/img/1709709169586-viv7YXVx83.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1709710329268-immUYrwD4R.jpg?width=800)
そこで二神は国生みを行いました。
国生みと表現されている意味。
おそらく領土を広げて行ったのだと考えます。
黄泉の国から禊まで
国生みの途中、イザナミは亡くなり、
比婆の山に葬られました。
比婆の山とは、徳島県高越山。
現在、そこには高越神社と高越寺があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1709712515228-dbqead3RqP.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1709709282636-3xLMtmHKos.jpg?width=800)
イザナギは死んだイザナミに会いたくなり、
黄泉の国を訪れました。
死者の国の食べ物を食べてしまったイザナミ。
美しかったイザナミは、
ひどい姿に変わっていたのです。
見てはいけないと言われていたのに、
イザナギはその姿を見てしまいます。
恐ろしくなり逃亡。
黄泉の国の中にある高越山から、
いくつも山を越え、谷を下り、
最終的に逃げとおした場所。
それが現在の徳島県阿南市橘湾辺り。
![](https://assets.st-note.com/img/1709709325539-LxBcpr2R6t.jpg?width=800)
そこで黄泉の国の穢れを祓うために、
禊を行います。
ここで生まれたのが、
天照大御神、素戔嗚尊、月読命。
いわゆる三貴神と呼ばれる神様。
読者の方からのコメントから
ここで疑問。
イザナギは誰から逃げたのか。
本当にゾンビとなったイザナミが怖かったのか。
私は以前から疑問に思っていたポイントです。
noteを読んでくださった読者の方より。
コメントを頂き、
「なるほど!そういうことか!」
と、腑に落ち、私なりの解釈。
天津神であるイザナミと結婚したイザナギ。
イザナギは国津神であったため、
イザナミの死後、天津神が治める高天原を
支配しようとすると抵抗が生じた。
![](https://assets.st-note.com/img/1709709428207-aEOM2DSLzo.jpg?width=800)
高天原勢力と戦ったか、追放された。
それが黄泉の国からの脱出の真意。
私はそう解釈しました。
イザナミがゾンビになって襲ってきた訳ではない。
イザナギが命じた三貴神の役割
話戻すと、
阿南市橘湾の狭い海峡にて、
イザナギは禊を行い、
その後、古事記の主人公となる天照大御神、
素戔嗚尊、月読命が生まれます。
月読命の登場はそれっきりですが。
イザナギは、
天照大御神を高天原へ送ります。
素戔嗚は大海原を治めよ。
月読命は夜の世界を治めよと。
それぞれの役割を伝えました。
ここで疑問。
自分が敵対し、追放された高天原へ。
なぜに天照大御神を送ったのか。
やまと研究会さんの書籍によると、
天照大御神は、高天原へ嫁に行ったのではないか。
気になるお相手は、造化三神のタカミムスビ神。
その意図には、戦国時代のような政略的結婚。
もしくは、イザナミの血を引いているから?
それにより、霊的な力があったからなのか。
分かりませんが、
天照大御神は高天原へ嫁に行くことにより、
国津神から天津神となられました。
高天原の比定地については、
これまでのnoteに書いたように、徳島県の山間部。
![](https://assets.st-note.com/img/1709709600705-1TWUOZNj4s.jpg?width=800)
では、大海原を治めよと言われた素戔嗚尊。
阿南市橘湾辺りから、どこへ向かったのか。
初めに向かった場所。
徳島県南部にある、
現在の海部郡海陽町の辺り。
![](https://assets.st-note.com/img/1709710417883-2vGYUmX7zM.jpg?width=800)
そこに本拠を構えた素戔嗚は、
近隣を統治して、力を付けて行ったはず。
素戔嗚尊 高天原へ
古事記では、
いくつになってもだらしなく、
母の住む国へ行きたいと泣き喚く問題児。
とうとう、母のいる国へ向かう道中。
そうだ!
姉の天照大御神の住む高天原。
立ち寄って挨拶をして行こう。
と、立ち寄ったのが高天原。
天照大御神は、
素戔嗚尊が高天原へ攻め入った。
そう思い、身構えます。
と、いうことは、素戔嗚尊は一人ではなく、
かなりの兵を率いて移動していた。
また、それだけの兵を率いて移動ができる範囲。
既に統治をしていた。
そう考えることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1709709965958-Cg1r60hbZy.jpg?width=800)
ここから古事記は、
天照大御神と素戔嗚尊による誓約(うけひ)。
天岩戸神話と続き、
素戔嗚尊は高天原を追放され、(負けた?)
ヤマタノオロチの話へと向かいます。
その後、大国主命を主人公とする出雲神話へ。
場所が分かると腑に落ちる
勝手な妄想の域?
である私の古事記解釈。
今日のところはここまで。
古事記が実話を元に書かれているとしたら。
素戔嗚が、
ヤマタノオロチを退治したと書かれてる意味。
実は川の治水工事であった。
これは現代、常識となっています。
後の世の私たち。
どう解釈するかによって、
古事記のストーリーも変わります。
言われてみたら、
イザナミがゾンビになって追いかけて来る。
そんな訳ないですもんね。(笑)
その裏にある背景。
読み取って推理してみる。
それも古事記の面白さ。
古事記上巻の舞台は阿波。
やまと研究会さんは書いておられます。
たしかに、これだけストーリと場所。
その場所に残された古社や伝承。
揃っている場所はありません。
高天原のお話から、大国主が活躍する出雲へ。
古事記は進んで行きます。
多くの人が、高天原は九州。
出雲は島根。
そう思ってます。
しかしながら、
高天原も出雲も阿波にあった。
![](https://assets.st-note.com/img/1709710544977-DKNkI14A3H.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1709710557556-0m6oi15pWB.jpg?width=800)
と、したら、
突拍子もない神話が、
現実的なお話となり腑に落ちる。
そんな方も増えるかもしれません。
次回は素戔嗚が治めた場所。
かもしれな海部郡海陽町にある神社。
ご紹介させていただく予定。
もちろん祀神は素戔嗚尊です。
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