『義母J』しのぶ視点 慰めMAX

 私はいま、一体ナニをしているんだろうか……

「はぁ、はぁ……」

 お風呂上がりに、ソファーに座ったまま、寝間着の上から胸を揉んでいる。

 この、ただ無駄に大きいだけの、胸を。

 自分で言うのも恥ずかしい話だけど。

 周りの男性たちが、私のコレに目がないことは分かっている。

 嫌悪感がないと言えば、嘘になる。

 でも、それと同時に、私の内に、奥底に眠る女としての……

 メスとしての本能が、反応しそうになっていた。

 元々、押しに弱い性格をしているし。

 だから、強引に迫られたら、そのまま流されていたかもしれない。

 前の旦那にされたみたいに……

 でも、ようやく私は、素敵な男性に出会えた。

 私を胸じゃなく、メスじゃなく、1人の女性として、内面を褒めてくれた。

 手料理も褒めてくれた、そうじも洗濯も、みんな。

 それが信孝さん。

 私はこの人となら、きっと幸せな結婚生活を送れる。

 ただ不安だったのは、お互いに連れ子がいること。

 信孝さんには、年頃の息子さんがいた。

 私のことを、母として受け入れてくれるだろうか?

 そう心配していたけど……

 さすが、信孝さんの息子さん。

 とても優しくて良い子だった。

 マジメで、照れ屋で。

 まあ、見た目は似ていない。

 信孝さんは大人としての魅力があるけど。

 息子さん、豪太くんは……正直に言って、イケメンだ。

 そのおかげもあってか、みちるもすぐに懐いて……

 というか、さっきのアレはやはり、おかしくないだろうか?

 イマドキの若い子って、みんなああいうことするのかって思ったけど。

 でも、やっぱり、あの行為は……

 けど、そんなあの子たちに触発されて、こんなことをしている私も……

「……はぁ~ん」

 ついつい、悩ましい吐息が漏れてしまう。

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