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モーレツな違和感~昭和型おっさん編

ちょっと前のことですが、あるおっさんの些細な行動にモーレツな違和感を覚えた出来事がありまして、そのことを吐き出したいと思います。

職場で起こった話です。
自分の部下の係長の話です。
私より年上で50代後半の男性。ここでは「A係長」とします。

違和感があったのでnoteに書くのですが、ちょっとだけ躊躇もありまして。
というのは、今回の記事は年上とはいえ部下の言動についてのことです。
部下の言動がおかしいという記事を書くのは、そもそも上司である自分のマネジメントが出来ていないことを露呈したのに等しく、恥ずかしくもあります。

とは言いながら、本人の名前などを晒すわけでもないですし、とても心に引っかかる違和感で、特に世代間ギャップを強く感じた事柄だったこともあり書いてみたいと思いました。
また、私が違和感を感じたこと自体が、他の人から見てズレていないか(つまり、そこまで目くじらを立てる事でもないと思われるかどうか。ズレていればこの記事にスキが殆どつかないと思うので)を確認したい気持ちもあり、書くことにしました。
詳細は若干アレンジして記載しています。

それ部下にやらせる?

ある休み明けのこと。

A係長の部下であるBさんが、勤務中にお菓子をみんなに配っていました。

勤務中にお菓子を配ること自体あまり良くないと思いますが、私の職場では、他の機関から視察のお礼のお菓子をもらって、アルバイトさんがそれを配ってくれることもたまにあるので、たまたまアルバイトさんが不在だったのかなと思って見ていました。

私にも渡してくれたので「ありがとう。これどうしたの?」
と聞いたところ、

「あ、A係長の旅行土産です。A係長から配っておくように言われて。」

はぁっ・・・?

ちょっとまて。
なぜA係長はBさんに自分の土産を配るように指示するのか。

断っておきますが、A係長とBさんは2人で出張に行ったわけでも、その際に出張土産を買ったわけでもありません。
もしそうなら百歩譲って理解はできる。

でも。

A係長が有給休暇を取って、つまりプライベートで旅行に行って。

そのお土産を、自分で配るのならまだしも。

部下のBさんに配らせるってどういうこと??

モーレツな違和感です。

ただ、Bさんも嫌々やっている感じでもないので、ひょっとしたら私の頭が堅いのかな?こんなことで目くじら立てるなんて過敏すぎる?という気持ちも頭の片隅にあったので、その場は特に何も言いませんでした。

ですが、時間が経ってもやっぱり違和感が拭えない!

一言いいました

私はA係長を会議室に呼んで、

私 「出張などの仕事でお土産を買った場合ならともかく、プライベートで自分が買ったものを、勤務時間中に、自分の部下に配らせるのは私は違和感がある。二度とそのようなことをしないでほしい。」

私にそう言われたA係長、一瞬呆然としていました。

A係長「いやでも、Bさんはわかりましたと言ってくれていて」

ダメだこいつは。このおっさんは。
公私の区別がついていない。

私 「上司の指示に簡単には嫌と言えないものです。たとえBさんが嫌と言っていなくても、あなたのプライベートの整理をBさんにさせる権利はあなたにはありませんし、勤務中に仕事と関係ないことをさせていいはずはありません」

ここまで言って、ようやくA係長はなにを責められているのか気づいた様子ですが、それでも釈然としていないみたい。

このA係長、仕事自体は不真面目なわけではないのです。
ご自身の守備範囲については真面目に取り組んでいただける方ですし、業務上の私の指示には比較的素直に従ってくれる人です。
それでもこの件について、自分がおかしかったと得心していない様子。

おそらくこの50代のA係長、自分の若い時にはそういうこと(上司のプライベートにかかわる事で指示をうけること)が当たり前だったのでしょうね。
昭和的な価値観というか。
それが脳内にインストールされているから、私の言っていることが芯からは理解できていないのだろうと思いました。
なので、

私 「昔ならOKだったかもしれませんが、今はダメです。」

とはっきり言いました。

考え方もアップデートしないとおっさん化まっしぐら

アンラーニングという言葉があります。
時代の変化に取り残されないように、古い知識や考え方を捨て去ることです。
かつては通用していたことでも、いまは通用しないことはたくさんある。
自分の若いころにさせられていたことを歳をとったら今度は自分がしてもらえる番だと思いがちですが、それが許されない事柄も多くあります。

このA係長はそういうことへの認識がとてつもなく薄いのだろうなと思いました。

私に言われて、最後は素直にわかりましたと言ってくれましたが、本当にわかってくれたのやら・・・

おそらく一度言っただけでは長く染みついた思考は変えられないと思います。
年下の部下に言われて感情的になっているかもしれないですし。
時間が経てば、あるいは私が見ていない場所では似たようなことをしてしまうかもしれない。

ですが、こちらもそれであきらめてしまわずに、言い続けなければいけないのだと思います。A係長だけでなく職場の他の職員に対しても。

以上、半分くらい私の愚痴に近い内容になってしまいました。
それぐらいで波風立てなくてもいいじゃないかという意見もあるかもしれませんが、働きやすい職場を作りたいと思っている立場からすると、この違和感を放っておけなかったので言いました。

時代の変化に気づかず、価値観をアップデートできていない状態が続くと、人は「おっさん」になっていくのだと思います。
自分自身も気づかぬうちに、そうなっているかもしれない。
なので、考え方のアップデートを怠らぬように(おっさんにならぬように)気をつけなければと思いました。

最後までごらんいただきありがとうございました。
あ~〜〜しんどッ!




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