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King Gnu『雨燦々』の歌詞、演奏、MVの解釈

ドラマ「オールドルーキー」主題歌です。ドラマを観てないないので何ですが、曲とMVから解釈してみます。

「歌詞の意味について」

「変わりゆく時代」というのは、環境の変化です。その変化が自分ではどうすることもできない割り切れないものであっても、変化した新しい環境の中で生き抜く「決意」をしろ!って自問自答している重要な部分です。

そして、変化していくでこぼこな人生、その人生が悩んだり苦しんだり嘆き悲しむネガティブなものであっても、それらは雨が燦々と降り注いで水に流していくものだ、と云ってます。

「土砂降りの雨」「傘を持って来ていない」というのは、不運な出来事は突然やって来るものだし、過去の栄光と云うほどでもない幸福な出来事でさえも、雨に流され打ちのめされてしまう。これもまた人生だと云ってます。

しかし、どんなことであれ気が済むまで叫べばいい。その声も苦しい想いも雨が流してくれる。でこぼこな道や不運な出来事で、人生を嘆き悲しんだとしても、燦々と降る雨が水に流してくれるものだ。

要約すると、「人生はでこぼこした道の様で、突然、曲がってしまうこともあって思い通りにならないこともあるけれども、辛くても雨の水が洗い流してくれるものだ。悲観していてはダメだ。」というメッセージ。

だいたいこんな解釈で良いでしょうか。ドラマを観てないので、粗削りな解釈ですが。

「演奏について」

緩急自在に演奏しています。8ビートの曲に、2分音符から16分音符まで歌詞があるので、スピード感が出てます。バラード系の曲ならネガティブな歌なんでしょうけど、これだけスピード感を出しているところからしても、ポジティブな曲。

出だしの後、歌が始まりますが、これはサビですね。サビから始まる曲。終盤に一度、転調し、曲の最後にまた転調があり、でも最後のギターのストロークは、元に戻って来る。いろいろあるけどバッドエンドではないよ、というメッセージにも聴こえます。

ラジオから聴こえる声の様な箇所や、女性のコーラスに聴こえる箇所。とにかくいろいろある展開が、人生そのものを表現している気がします。

井口さんのボーカルは、あちらこちらで裏声を使いながら、でも歌詞が聴き取りにくいです。それぐらいスピードが出ているということもあるんですが、粗削りな感じでもあります。わざとこの感じにしてるんでしょうか。

「MVについて」

オールドルーキーではなく、女子高生ですが・・・。観てる感じでは、いろいろな出来事が走馬灯のように描かれてますが、主人公の女子高生は学校を辞めるんでしょうか。家庭の都合で中退するとか、親の転勤で転校するとか。何かしらあるんだと思いますが。人生にはいろいろあるっていうのがテーマみたいな曲なので、でも最後に仲よしの友達が現れるのが、バッドエンドではないを表してるのだろうか。

ひとつ分からない映像があるんですが、プールへ飛び込む直前。鏡に映った自分を見ているところ。カメラマンが鏡に映ってないです。謎です。鏡に映った様に、はめ込んでいる様にも見えつつ、左胸のポケットが反転して、正しく右側に付いて映っている。映像のことはまったく素人なので謎。