【読書日記】 「定年3.0」を読む
最近「定年本」にハマっています。これからの参考にしたいと思い、手に取りました。
第1刷:2018年12月24日
発行元:株式会社 日経BP社
著者:大江 英樹
内容:時代が変われば、老後も変わる。これからは「他人と比べない」生き方が正解!人生100年時代を安心して楽しく暮らすヒントが詰まった1冊。(Amazonより)
「定年3.0」・・・「3.0」のパラダイム転換
定年1.0・・・平均寿命70歳前後の頃。定年退職後は「余生」で、生活の不安なくのんびりと暮らせた時代のシニア像。
定年2.0・・・老後生活を支える経済制度が大きく変わった頃。「老後のお金」に関する常識が大きく変化した時代のシニア像。
定年3.0・・・人生100年の時代のこれから。「お金」「健康」「孤独」の3つの問題をそれぞれ解決していく必要のあるシニア像。
定年3.0、まさしく私の時代です。
おりしも、2年前にコロナ問題が起こったことをきっかけに、私は、仕事の仕方、仕事に対する考え方がガラリと変わり、私にとってのパラダイム変換をしたところでもありました。
そんな個人的なパラダイム転換と重なり、「定年3.0」のシニア像はとても共感するものが多く、この本から多くを学ぶことができました。
お金の話
はっきり言って、お金の話はわかりません。よくわからないままに長い間、ボーッと生きてきました。
この本の中では、老後資金、年金のことが具体的に詳しく書かれています。知らないことがたくさんありましたし、あまりの知識のなさから、読んでも理解できないこともありました。(笑)
しかし、やっと、やっと、やっと、重い腰があがりました。今あるもの、これからもらえるものを具体的にあげ、経年でシミュレーションしようと思いました。
「公的年金は65歳になったらもらうものだ」と当然のように考えていましたが、そうでもないことがわかりました。自分のこれからの生き方を具体的に考え、イメージしながら公的年金を申請する必要があるのですね。
働いていたい。できる間は人の役に立っていたい
キーワードは「自助」
これからのシニアには、自立して生きていくために「自助」が基本ということです。
「自助」=自分の頭で考え、決断、全て自分でまかなうこと
組織の中で働いていたときは、自分で決断できないことがありました。
「自助」は、組織から離れてこそ、思う存分にできることではないでしょうか。
それはシニアのメリットでもあります。
「シニアこそ起業家になれる強みがある」と言われるのはそういったことからでしょう。
理念はある
私も起業を考えています。
「こんなことをこんなやり方でしたい」という理念はガッチリあります。
独りよがりにならないよう、先輩方にお話を伺ったり、「定年本」や「起業本」を読んで勉強中です。
そして、具体的なやりことリストを作り、一つずつゆっくりと進め、まさに準備をしているところです。
この本の中で、「(起業)立ち上げのコツは『ギブオンリー』から」と述べられていました。
なるほど〜と思いました。
まずは、「自分にはこんなことができるよ」「こんないいことがあるよ」ということをわかってもらうことが第一なのですね。
そのために、今は、コツコツ、役立つコンテンツを貯めていこうと思いました。
働いていたいのです。
自分にできることがあるなら、できる間は働いて人の役に立ちたいのです。
「自助」をベースに、自分なりの仕事をしていきたいと思いました。
自分の人生を自分で責任もって最後まで作り上げていく
これまでそれぞれのライフステージにおいて、その時期に応じた責任をもちながらなんとか生きてきました。
定年後のライフステージでは、やりたいことを自分の責任においてやり、「最後まで」「作り上げていく」ことが目標になります。
なんだかすごいことですね。
でも、気負わず、ゆっくり、じっくり、コツコツ作り上げていきたいと思います。
そのためにこれからやっていきたいことは次のとおりです。
・体を丈夫に保つ。一つや二つの体の不調は気にしない。
・趣味を楽しみ、体を動かしたり感性や表現力を高めたりする。
・必要と思うことは勉強し続ける。
・起業については、わたしにとってのスペシャリストを大切にし、頼る。
こうして、他人と比べることなく、「オンリーワン」の定年3.0を生きていきたいと思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?