【読書日記】 「最強の定年後」を読む
つい最近まで、「定年=もう終わり」と思っていました。定年本を読むにつれ、「終わりどころかこれからだ」ということを知り、「最強の定年後」を送りたいと思い、手に取りました。
第1刷:2019年7月1日
発行元:KKロングセラーズ
著者:野口雄志
内容:50歳からの10年間を如何に上手に生きていくのかがその後の人生に
大きな影響を与えることになります。物流最大手企業を定年退職後、
コンサルティング会社を起業・経営する著者が贈る。(Amazonより)
「50歳からの生き方で人生の後半が最盛期に変わる!」と本の帯に書かれてありました。私は、エンジンがかかるのが遅く、55歳くらいでした。しかし、まだ、50代。「時間はある」と思い、希望をもって読みました。
中でも、55歳からのことは切実な話であり、特に参考になりましたので、そのあたりを中心にまとめます。
55歳からの五年間
まさに今の自分です。
「定年」がよりはっきり見えてきて、いろいろなことを具体的に考え、実行しているところです。
そうしているうちに、定年後が楽しみになり、やりたいことを自分のやりたいようにできることは非常に魅力的と思うようになりました。いっそのこと、定年を待たずに退職して、新しい事業を始めようか、とも思いました。そう考えながら、この本を読み進めると、次のような文が・・・
これ、非常によくわかります。「やり切った感」「全て成し遂げて次の段階へ」ということなのでしょう。子どもの頃からなりたいと夢をもってついた今の職業。今やめても自分では十分にやったと思えるような気もします。しかし、この文には非常に共感し、納得するのです。
そして、55歳からの5年間は仕上げの期間ということで話は続きます。
そうだ、最後の仕上げをしていこう。これからやることと、やりたいけれどもあきらめることを具体的に整理しよう。
これまでのスキルを形に表すために、ある検定の3級を取得しました。今月中に2級を取得する予定です。そして、定年までには1級を取得しようと思っています。
一方、あきらめる資格もあります。これまでのスキルの他に、使わないであろう知識、苦手な分野を勉強する必要があり、当初は、それでもがんばって勉強しようと思っていました。しかし、他のいろいろなことが具体的に進む中で、「捨ててもいいかな」と思うようになったのです。そこに時間をかけるよりも、と取捨選択をしたのです。時間に限りはありますしね。
そうやって、ひとつずつ総仕上げに向けて取り組んでいこうと思います。
「自分の人生のプラットフォーム」
60歳までに築き上げた自分の基盤を「自分の人生のプラットフォーム」と言っています。
プラットフォームの上には、基本的な自分の考え方、生き方、これまでの経験、得意分野などがあり、何かをする場合にはこのプラットフォームが基本となる、ということです。
60年間でできたプラットフォームの上で私の人生の後半が動く・・・素敵ですね。
プラットフォームがぐらつかないよう、事故を起こさないよう、ものが溢れ出さないように、整理し、充実させたいと思います。何かあっても、このプラットフォームの上できちんと立て直せますように。
60歳を迎えて感じてほしいことを次のように述べられています。
自分で決める、自分で挑戦する、自分で実行する・・・当たり前のことですが、定年後だからこそ思う存分にできるのですね。
そんな「最強の定年後」を歩んでいきたいと思いました。
勇気をもらった、この本に感謝です。
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