夏の素足をきれいに保つための秘訣:足の裏のケアとオーダーメイドインソールの重要性
ども、義肢装具士の佑吉です。
暑くなり、素足の出るサンダルを履く機会が増えてきましたね。そんな時に気になるのが、足の皮膚の状態です。足の裏がガサガサ、厚くなっていたり、タコやウオノメができていたりしませんか?これらの状態は、足の裏の皮膚の異常が原因です。今回は、足の裏のケアとオーダーメイドインソールの重要性についてお話しします。
1. 足の裏の皮膚の異常
足の裏の皮膚が厚くなるのは、ターンオーバーがうまくいかず、余分な皮膚が残っている状態です。また、圧が多くかかる部分の皮膚が厚くなるため、その人の重心のかけ方や歩き方が影響します。
2. 足の裏のケア方法
足の裏の皮膚が厚くなった時、まずは足を個別に洗いましょう。これによりターンオーバーが促され、少しずつ柔らかくなっていきます。ただし、足の裏の皮膚は他の部分よりも厚いため、完全に改善するには2か月以上かかる場合があります。
このように足をキレイに洗った後は、クリームなどで保湿をすることが重要です。足の裏には皮脂腺がないため乾燥しやすくなります。この乾燥のしやすさと、ターンオーバーがうまくいかないことが重なり、冬場に踵が割れてしまったり、ガサガサになったりする原因になりますので、今の時期から足の裏のケアをして、いい状態に保っておくことがとても重要です。
3. 圧の集中を減らす方法
次に、圧の集中を減らすことが重要です。これには、歩き方や立ち姿勢のバランスを整えることが含まれます。重心がどこにあるかで、足の裏の圧のかかり方が変わってきます。
これは履いている靴や関節の硬さなども影響してきますので、どこに原因があるか、専門家に相談することもオススメです。
オーダーメイドインソールの活用
タコやウオノメができている場合は、オーダーメイドインソールを使って圧を分散しましょう。オーダーメイドインソールは、足の骨のバランスを整え、脚や体幹のバランスも改善します。これにより、負担を減らし、健康な足を保つことができます。
既製品では、圧の分散が不十分になったり、タコやウオノメの部分の除圧が不十分になったりしますので、自分の状態に合ったインソールを使うことが重要です。
4. インソールの使用と注意点
インソールを使うことで、足のバランスが物理的に変わります。そのため、最初は筋肉痛が出ることがあります。2〜3日から2週間程度筋肉痛が続くことがありますので、その間はストレッチやマッサージを行い、筋肉の柔軟性を高めてください。
5. 最後に
インソールは足のケアに重要な役割を果たしますが、最終的にはインソールなしで良い状態で立ったり歩いたりできることを目指しましょう。そのために、筋肉を鍛え、柔軟性を保ち、バランスの良い歩行を心がけてください。
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