見出し画像

長時間の立ち仕事がもたらす足の負担とケア方法

ども、義肢装具士の佑吉です
昨日はイベントのお手伝いをしてきました
長い間立っていたので、思った以上に疲れが溜まっている気がします

そんな長時間の立ち仕事、足への負担が疲れの大きな原因になっていないでしょうか?
本日はそんなお話をしていこうと思います


足への負担

昨日の私のように、普段しないようなこともそうですが、普段から立ち仕事をしている方でも、長時間続けることで、足にはさまざまな負担がかかります
足首や足裏、ふくらはぎに疲労が蓄積し、不快感や痛みが生じることがあります

足部のアーチ構造

そんな不快感や疲れ、ダルさ、浮腫みなどは、足のアーチ構造と関係しています
足のアーチ構造には、3つのアーチ(内側、外側、前足部)があります
これらのアーチは、体重を分散し、衝撃を吸収する重要な役割を果たしています

足部のアーチ構造を支える筋肉

これらの足のアーチ構造は、様々な筋肉で支えられています
この足部を支える筋肉は、足関節を超えて下腿部にまで伸びている筋肉も多くあります
そのため、長時間の立ち仕事をすると、これらの筋肉に疲労が溜まり、硬くなります
そのことが、足・脚の不快感、疲労、ダルさ、浮腫みに繋がります

疲労、ダルさ、浮腫み

長時間の立ち仕事による不快感、疲労やダルさ、足の浮腫みは、筋肉の緊張や血流の低下、リンパ液の滞留などが原因となります
これは、長時間同じ姿勢をしていることにより、下腿部のポンプ作用が働かないことが大きな原因です
更に、足部のアーチ構造の潰れによって、それを支える筋肉に疲労が溜ますことも大きな原因になります
この足部のアーチを支える筋肉は、下腿部の前半分に集中し、この筋肉とふくらはぎの下腿三頭筋の間に、血管があるため、この足部のアーチを支える筋肉が硬くなってしまうと、下腿部のポンプ作用が働きにくくなり、めぐりが悪くなってしまうのです
これが、足・脚の不快感、疲れやダルさ、浮腫みに繋がるのです

解消方法

これらの不快感などの解消方法として、立ち仕事をしている間で出来ることと、仕事が終わってできることについて、ご紹介します

  • 定期的な休憩とストレッチ
    立ち仕事中に、定期的に休憩を取り、足の筋肉をストレッチすることで、硬くなった筋肉をほぐし、滞っためぐりを解消していきましょう

  • 適切な靴の選択
    足のアーチをサポートするために、適切な靴やインソールの選択をすることにより、物理的に足部のアーチ構造を支え、筋肉の負担を減らすことができます
    ただし、靴の履き方も大事になりますので、気を付けて下さい
    また、インソールも様々なタイプがありあますので、自分の足や状態に合ったモノを使うことをオススメします

  • 疲労回復
    仕事が終わった後は、足のマッサージや温浴、リラックスすることで、疲労やダルさを軽減していきましょう
    疲労し硬くなった筋肉は、ケアをしてあげないと、なかなか柔軟性を取り戻すことが難しくなります
    また、足が硬い場合、インソールの効果も半減してしまいますので、入浴時、足部単体をマッサージやストレッチをしながら洗ってあげることがオススメです
    この事によって、足の裏の余分な皮膚も洗浄され、厚く硬くなった足の裏の皮膚が少しずつ柔らかくなってきます
    ただし、タコ・ウオノメなどがある場合、その部分にピンポイントで負荷が掛かっているため、それを解消することが重要になります
    一時的に削ったとしても、同じことの繰り返しになりますので、姿勢や重心のかけ方、靴・インソールなどで、負荷・圧の分散をしていきましょう

いかがだったでしょうか?
長時間の立ち仕事で、毎日のように辛い思いをされている方に、少しでも役に立てば幸いです


もし、足の不快感、疲れやダルさ、浮腫みなどがあり、足のアーチ構造を支えるインソールが気になる方は、是非ご相談ください
オンラインやスマートフォンで製作できる、オーダーメイドインソールを取り扱っていますので、お気軽にお問い合わせください

ではでは

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?