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梅雨の必須アイテム!長靴と外反母趾の上手な付き合い方

ども、義肢装具士の佑吉です。

梅雨の時期になると、長靴を履く機会が増えますよね。特に外反母趾をお持ちの方には、長靴選びが大変かもしれません。今日は、長靴の特徴と外反母趾の関係、そしてその対策についてお話しします。


長靴の特徴と外反母趾

1. 長靴の構造

長靴は、水が靴の中に侵入しにくいように筒状になっており、少しルーズに作られています。また、足を靴の先まで入れやすくするために、全体が単一素材で作られることが多く、靴底が柔らかいことも特徴です。また、たいていの長靴は足先が細くなっていることも、大きな特徴です。

2. ボリューム調整機能の欠如

長靴には、ボリューム調整機能がないため、足の形にフィットしにくく、靴の中で足がずれることがあります。これは、足の指が靴の先に当たりやすくなる原因となり、外反母趾を誘発する可能性があります。

3. 靴底の柔らかさ

長靴は、靴底が柔らかく曲がりやすいことから、地面の形状が分かりやすいという利点がありますが、足の甲側に曲がりやすいため、足のアーチ構造を潰してしまうことがあります。これにより、足の内側縦アーチや前足部の横アーチが崩れ、外反母趾のリスクが高まります。

長靴による外反母趾のリスク

1. 足のずれと指の圧迫

長靴がルーズな作りであるため、靴の中で足がずれ、細くなった靴先に指が押されやすくなります。これにより、外反母趾を誘発するリスクが高まります。

2. 足のアーチ構造の崩れ

靴底が柔らかいため、足元のバランスが崩れやすく、足のアーチ構造が潰れやすくなります。これが外反母趾の原因となることがあります。
これは、土踏まずのところの内側縦アーチが潰れると、地面に足の親指が押されやすくなり、外反母趾を誘発します。更に、足の真ん中から前にかけての、前足部の横アーチが潰れると、足の幅が広がり、靴の幅と不一致を起こし、靴に足の指が押されることによって、外反母趾を誘発します。
これらの足のアーチ構造の潰れは、足の中にある関節のかみ合わせを狂わせ、この事も影響します。

対策:インソールの活用

1. インソールの重要性

インソールを使用することで、長靴の中のボリュームを調整し、足の甲と長靴を密着させ安定させることにより、靴の中で足がずれるのを防ぎます。これにより、足の指が靴の先に当たるのを防ぐことができます。

2. アーチサポート

インソールは足のアーチ構造をサポートするため、靴底の柔らかさによるアーチの崩れを防ぎます。これにより、外反母趾のリスクを軽減することができます。

まとめ

梅雨時期に外反母趾のリスクを軽減するためには、適切なインソールを活用することが重要です。長靴の特有の構造に対応するために、インソールを使って足のフィット感を高め、アーチ構造をサポートしましょう。

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ではでは、素敵な梅雨をお過ごしください!


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