深いところで舐めている
深いところでナメている
2006年、第一回ワールドベースボールクラシックの日本チームが事前合宿したときのイチローさんと松坂さんの話。
イチローさんが松坂さんを叱った。
イチローさんはストイックで有名。そして松坂さんは練習嫌いで有名。
ともに一流選手だからこそ言い合える仲なのであろう。
最近よくこの深いところで舐めているという言葉がなるほどなと思う年頃になったというか、なんというか、腑に落ちるようになった。
「あっ、雪かきしていただいて本当にありがとうございます!今度は私も早く来て先に雪かきしますね!」
一度も来ることはない。
「いやあ、ほんとくまわん君がいるから助かるよ、ほんとこれからもお願いしたい。」
ちゃっかり空残業。
「〇〇の件で相談なんですけど、何とかなりませんか?ほんと頼れるのはくまわんさんです。」
事が済めば鼻クソほじくりながらぺっ!
とまあ、こんな感じである。
特に何にもしてくれとかしてやったとかは思わないので
「ほほう、それでそれで」みたいなスタンスでいるのでメンタル的には大丈夫なのであるが、こういうことがあるたびに虚無感というかいつかブーメランで返ってくるのに大丈夫かなあと思う性格なのである。
上下関係などお構いなく左から右からえいや、そいやとこれが飛んでくると、ああ結局肝心なところで舐められているのかなあと思うようになり、
イチローさんの
「深いところで舐めている」
というのが腑に落ちた。なるほど、こういうことだったんだなと。
そう思いながら最近過ごす毎日である。自分は深いところで舐めることのないように取り掛かることは悔いのないように取り掛かりたいと思う。
ちなみ最近はさっきのような発言を聞かなくなってはいるので少しは気が楽に雑用ができるようになってはきている。
麦わら帽子のおじさんを舐めたらブーメランで返ってくることを忘れてはならない。
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