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仮面ライダーゼロワンに学ぶ「ものづくりの大切なこと」

|ヒーローは何も教えてくれないか。

皆さんは、仮面ライダーを見たことありますか?

1.悪いやつ出てくる
2.変身する
3.闘う
4.倒して一件落着

こんな話だと思っている方は、まず1シリーズ見ていただきたい(平成ライダーのみ)

仮面ライダーから学ぶことはたくさんある。

・愛の醜いところ
・みんな不器用に生きている
・欲望 
・命とは
・裏切り
・裏の裏
・正義が必ずしも正義ではない
etc.

人の真実を物語を通して教えてくれるのが、平成ライダーシリーズである。

こんなことを子供に潜在的に教え、叩き込むテレ朝のスパルタ教育は、良くも悪くも評価したい。

ちなみにおすすめは
1位 仮面ライダーファイズ
2位 仮面ライダードライブ
3位 仮面ライダーオーズ
4位 仮面ライダー龍騎
5位 仮面ライダーカブト(ビルドと迷ったが)
番外編 仮面ライダーアマゾンズ(18禁の異質作)


さて、本題に移る。

まだ放映途中なので、ランキングに入れていないが仮面ライダーゼロワンは、ものづくりに関わるすべての人に見てもらいたいというのが今回の内容だ。

ざっくりと物語のあらすじを(オフィシャルサイト)
https://www.tv-asahi.co.jp/zero-one/story/?01

|デジタルとアナログ

この物語では「デジタル」「アナログ」の関係性と、人はこれからどうあるべきかをうまい具合に描いている。

コロナの中で、生き方(働き方)の見直しを人が図り、デジタルとどう向き合うかのタイミングの今。

言い方はどうかと思うが、ちょうど良く作品が当たったと思う。

それではどこが学ぶべきところなのか解説していく。

ブレない主人公、飛電或人にヒトは集まる

今作の主人公、飛電或人(ひでんあると)

彼は、仮面ライダーゼロワンであるとともに、高校生で社長という他にはない設定である。

彼の会社は、叔父・飛電是之助(ひでんこれのすけ)から引き継いだ人間の未来のためのロボット技術最先端の会社だ。

彼は、その想いを自分なりの解釈を加えて「人間とヒューマギアが幸せな世界を創る」というビジョンを掲げている。

これは、ストーリーの中で一切ブレることのないのだ。

次第にその想いは、会社そして主人公のブランディングを確立し賛同した仲間が人間、機械の境目なく集まる。

ブレない想いこそ最強だということを教えてくれる。


想いはテクノロジーを超える

ある意味一番人気のキャラクター不破さん(仮面ライダーバルカン)が放つ名台詞。

毎日少しずつ発展していくテクノロジー。
でもそれは人の想いの上にあってこその技術。誰のために作るの?がないとただの物体で終わる。

料理、洋服、バッグ、機械、、、
かならず人は誰かを想って誰かのために作ってる。

そうしないと、人になにも伝わらない。

商業は、所詮金儲けでしょ?
という人もいるかもしれない。

その金儲けも人を想わないと、金儲けにもならない。

汚いところも含めて、全部が「想い」なんだと思う。

「想いはテクノロジーを超えるんだよ」
これは、いつも心に忍ばせていたいのに、いつしか忘れてしまう時がある。だから、大切な言葉だと思う。


どんなものにも自我がある

作中で、人口知能搭載人型ロボ・ヒューマギアが自我に目覚めてしまうことを指すワード「シンギュラリティ」。

伝えたいのは「想いはテクノロジーを超えるんだよ」という言葉から続くが、ものづくりの結果から生み出された作品には「想い」が詰まっている=生き物ということを教えたいんではないのかなと。

作られたモノも、一つの生き物として一つの価値があるということではないかと思う。


ものづくりでできたモノは想いの代用品ではない

作中で出てくる各回の主人公たち。

・ロボットが握る寿司に嫌悪感を示す寿司屋の大将
・漫画をヒューマギアアシスタントやらせ堕落していく漫画家
・死んだ娘の容姿をヒューマギアに移す父親

ヒューマギアは誰かの代わりではなく、消化(昇華)した人の気持ちの上に成り立ってこその存在だということを機械ながら人間に教えていく。

彼らに人として大切なことを教えていくのは、ヒューマギアたちというのが皮肉なところ。

でも、とても大切なことだと思う。


誰にでもある隠れた想い、感情がある

・完璧主義者の天津垓(仮面ライダーサウザー)
・上からの命令に忠実な滅(仮面ライダーほろび)
などなど。

いわゆる敵役たちにも根底には「想い」があることが話が進むにつれ明かされていく。

結局、何も想わずに誰も生きていない。

なさそうな人でも、奥底に想いはあるということを作品は伝えたいんだと思う。


|まとめ

こうまとめて見ると、今作で描きたいのは全ての要点に共通して「想い」であることがわかる。

まだ最終回を迎えてない今作品をぜひ。

「ショーシャンクの空に」や「最強のふたり」などの作品も良いと思いますが、たまにはこういうのを見てみては。

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