見出し画像

【事実発掘!FACT JAPAN 47 NO.47】岡山県

FACT47の最終回は松原がお届けいたします。
最初から余談ですが、この半年間ほど自分で洋服を作ろうと仲間と計画しカタチになろうとしているのですが、製造段階でさまざまな壁にぶつかります。東京の業者さんでは相手にもしてくれないような案件でも優しく受け入れてくれるのはいつも岡山県の業者さんでした。笑
そんな「岡山県」の価値ある事実を感謝の気持ちも込めてお届けしたいと思います。

晴れの国

岡山県といえば「晴れの国」として有名ですよね。
正確には「晴れの日」「快晴の日」がもっとも多い県ではなく、日本一「降水量1mm未満の日」が多い県だということのようです。とはいえ結果的に晴れの日も多いわけで、それによる恩恵はたくさん見受けられます。
温暖な気候で災害が少なかったり、自然が豊かで上質な農作物も採れたりと。

岡山後楽園

Made in Okayama

近年有名になっている「岡山デニム」もその恩恵の一つです。
ディオールオムのデニムの生産工程はデニムの聖地と言われるここ岡山県をメインに行われており、そのクオリティーは世界でもトップクラス。名だたる世界ブランドが岡山デニムを頼りにしているのです。そこに行き着いたのも晴れの国であることがゆえの結果だという。
降水量の少ない岡山は米作に向かず、綿花の栽培に活路を見出し繊維の歴史が始まったのだとか。岡山の丈夫な綿が3年間着続けられる学生服の生産に繋がり、はたまた丈夫な作業服としてのデニムの生産に至ったということです。

ディオールオムのデニムは Made in Okayama

「晴れ」がもたらす人への影響

 晴れの日が多く雨の日が少ないということが岡山県の産業に大きく影響を与えましたが、そこにいる人々に与える影響も大きいんじゃないかと思い調べてみました。
天気がいいと、太陽の光を多く浴びることができますね。太陽光は心のバランスを整え、心身の安定をさせてくれる幸福ホルモン・セロトニンの分泌を促してくれるとされています。このセロトニンはストレス耐性を高め、精神を安定させるという効果があります。晴天の日で100,000ルクス、薄曇りでも30,000ルクス以上の太陽の光を浴びることが出来ます。
また、天気によって左右される気圧は自律神経に働きかけ、体調を変化させます。いい天気のときは高気圧に、悪い天気のときは低気圧になり、低気圧になると副交感神経が優位になるので、やる気が出なかったりネガティブになりがちに。でも、天気がよくて高気圧だと、交感神経優位になりに活動的で元気になれるのです。
そう!晴れの日が多く雨の日がもっとも少ない岡山県は、元気をいっぱい与えてくれ幸福ホルモン・セロトニンをバシバシ分泌してくれる、まさに
「人がもっともいきいきと過ごせる県」と言えるのではないでしょうか。

世界一住みやすい街

「人がもっともいきいきと過ごせる県」といえるのならばそれはとても魅力的なことであり、どの地方も抱えている人口減少の問題に歯止めをかけ増加に転じる可能性を持っているのでは?と思いました。
そこで世界に目を向けてみると2022年のForbes JAPANの記事で「世界50都市を外国人の暮らしやすさで順位付けしたランキング」というものを発見しました。外国人目線の忖度のない順位付けで堂々の一位はスペインのバレンシア。バレンシアが高く評価された点は物価や公共交通機関の料金の安さや、スポーツを楽しむ機会の充実、治安の良さを挙げています。そして何より注目したいのがバレンシアは1年のうち300日が晴れで温暖な気候が続く住みやすい街だということ。
「晴れ」が好きなのは日本人だけではなく、もちろん全人類共通なのです。

スペイン バレンシア

日本は治安が良く・交通網が整っている・円安の流れも前向きに捉えたとすれば、岡山県は最高の気候を持ち日本でもっとも「海外移住者が住みやすい県」になり得る可能性を秘めていると言えるのではないでしょうか。

岡山県の中でも温暖で「日本のエーゲ海」とも称される、瀬戸内市・牛窓エリア

これからの岡山県

岡山県の人口推移は微妙に増加傾向にあるものの、それでも日本全国で移住者を取り合っている状態なので、今後の人口増加を望めるとはいえません。やはりインバウンドや海外からの移住者も視野に入れながら、日本人にとっても外国人にとってももっとも住みやすい県を目指す、目指せる県が岡山県なんだと思います。もちろん、海外移住者のために国内の移住者や、岡山県民に不利になるような仕組みを作るのではなく、スポーツ施設や医療機関の無料化、企業誘致による国内国外の雇用の拡大、施設の英語表記日本一を目指すなど、バレンシアを超えて

「人類が世界でもっとも住みやすい県・岡山県」

を実現してほしいと思っています。
 
最後にもう一つ余談ですが、岡山ブランドCIOTAのデニムは生地のクオリティーが本当にすばらしく、世界に誇れる履き心地なのでぜひお試しいただきたいです。

岡山ブランドCIOTAのデニム

以上、FACT47の最終回をお届けいたしました。
ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?