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プーチン大統領やルカシェンコ大統領は本当に独裁者なのか?

ロシアでのプリゴジンの反乱で仲介に入ったベラルーシのルカシェンコ大統領。ヨーロッパ最後の独裁者などと西側メディアを通じてよく言われますが、果たしてそうなのでしょうか?

プラトンの「国家」では、統治者が法を遵守することを重視する賢明な人物である場合、単独支配が理想と位置付けています。いわゆる哲人統治です。民主主義はその場合3番目に位置付けられています。
統治者が法を軽視する場合、民主主義が最上となり、専制や独裁は最悪となりますが、民主主義が絶対正義の政治体制とも限らない。
腐敗・堕落した民主主義では、人々は特異な才能を持つ理想的な人物を求めるのではないでしょうか。そこが分かれ道となるだけで、哲人を選ぶか、独裁者に変貌する人物を選んでしまうか。

私のYouTubeチャンネルでは、プーチン大統領やルカシェンコ大統領の動画も取り上げています。
当人の話している内容を聞けば、賢明な政治家であると思うのではないかと個人的には思います。
動画にいただいくコメントにもそうしたご意見をいただくことが多い。
それは、ご視聴いただいた皆さんが、話している内容を聞いて率直に感じたご意見だと思います。そして、それは正しい価値判断だと思うのです。

もちろん別の意見もあります。
それは現地いた経験のある方からでしたが、それも、その方の考えであって、ほかの方の考えを抑え込むものではありません。
それぞれに感じ方があり、とらえ方がある。
ベラルーシの都市部ではルカシェンコ大統領は嫌われていたというご意見でした。農村部では支持が高いとも。動画がすべてではないと。
また、ベラルーシをよく知る私の知人は、別の見解を話してくれました。
自国のマイダンを抑え込んだ真の賢明な政治家だ、と。このような強くて責任感のある人物がウクライナにいなかったのが残念だとも。
いずれが正しいかどうかではなく、現地を知る人でも意見は違うということです。

人が人の話を聞いて感じることに、そういう要素は大した意味はないのです。それぞれに正しい価値判断があって、それは他人がどうこうできるものではないからです。

2024年、ロシア、アメリカでは大統領選挙が行われます。
ロシアも議会制民主主義の国なのです。プーチン大統領は選挙に臨みます。
ロシアの人々は、自分の意志で大統領を選ぶでしょう。
アメリカは今、民主党が1党独裁を目指しているのは明らかです。もし、トランプ大統領が選挙に出られない、あるいは選挙に敗れるということになれば、アメリカに仮に共和党が形として存在しても、中身は民主党になってしまうかもしれません。

ウクライナも大統領選挙の年ですが、ゼレンスキーは来年大統領選挙を行わないと明言しました。戦時だからという理由で。
民主主義国家の国家元首が、権力によって選挙を取りやめるということこそ独裁そのものです。

日本はどうでしょうか?
ゼレンスキーの執っている政策を民主主義的と本当に思うのでしょうか?
民間メディアを廃止し、野党11党を廃止し、野党議員の資産を没収し、選挙まで否定する。
日本の政治家はウクライナを民主義国家と断言し、支持していますが、だとすると、民主主義の名のもとに日本でも同じことするつもりなのでしょうか?

私のチャンネルは、当事者の声と言葉をそのままご視聴いただくことを目的としています。余計な解説や解釈を含まないことが、ご視聴いただく皆さんの正しい判断につながると思っているからですが、今回だけはここで個人的な考えを述べました。

あまり読まれることはないブログですが、YouTubeチャンンルをご視聴いただいている皆さんには、今回はだけは、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。



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