「DXの本質:総力戦体制への転換」
以前、DX成功の鍵の一つとして、総力戦を戦うための型について言及しました。
また、最近、論理的思考力を身に付けて、メソドロジーを使いこなすことについて言及しました。
そして、企業体としての共通認識を作っていくデータガバナンスの重要性についても言及しました。
他の記事でも触れていますが、DXの本質は未来においても価値ある存在として生き残るために、一人ひとりの力を結集し、総力戦を戦う体制を整えることです。そして、それは従来の、擦り合わせや忖度を前提としたピラミッド組織(上位下達風土・蛸壺化・事勿れ主義・成長責任放棄・育成責任放棄の根源)でのオペレーションから、誰もがアクセスできる企業としての共通認識を格納した組織横断機能横断のDWHを中心に、全ての一人ひとりが成長責任をもって、最小限の齟齬(擦り合わせの必要性)で、対等にそれぞれの役割を担っていけるようにすることにあります。
できる事なら、企業と個人が志を共有して、より高いエンゲージメントで仕事ができると尚良いですね!
見える化を進めることで、一部の不届き者が巣食う場所をなくし、そのために善良な人々を縛ってきたルールをなくし、さらに各種の業務手続はNVAを極限までカットし、
簡素化し自動化(ゼロオペレーション化)することで、作業に埋没してしまう人(作業マン)をなくし、そして、その埋没した人達を管理する人をなくし、一人ひとりの全ての人に本来の人間としての自由で創造的な思考力と成長力を身に付けてもらうことで、企業と個人の共成長を実現することです。
また、生成AIを一人ひとりの思考力と成長力をアップグレードさせるツールとして活用し、総力を拡張することです。
知識修得偏重の日本の教育システムの大きな欠陥である、今も量産されている思考力やメタ認知が充分とは言えない人々に思考力と成長力を獲得してもらうのは、並大抵の努力ではありませんが、企業としてやっていくしかありません。
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