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「不安不満恐怖欲望と折り合いをつける」

人間は動物です。不安不満恐怖欲望を感じるのは当然のことですので、決して否定しているわけではありません。しかし、学習と思考と行動を積み重ねることによって、認知力・知識力・判断力は向上します。そしてその向上に伴って、いたずらに不安を感じることも、思い通りにならない不満を感じてイライラすることも、得体の知れないものへの恐怖に苛まれることも、欲望のままの衝動的言動に走ることも、なくなるとまでは言えませんが、支配されてしまい、無自覚の殻に閉じこもるとか、無自覚に蛸壺に入って出てこないということはなくなるでしょう。

不安を感じやすい日本人

ただし、日本人はS型セロトニントランスポーター遺伝子をもっている率が世界で一番高く、そのために不安を感じやすいと言われています。
これについては以前の記事の中で触れていますが、日々のコミュニケーションの中で、そうなんだろうなぁ~と実感する場面が多々あります。

不安感が、将来への備えや転ばぬ先の杖として、行動をするための条件を整えることに機能しているのであれば、問題にはならないのですが、行動しないという選択になっていると、引きこもりが将来不安に直結してしまうように、長期化した場合には別の大きな問題を引き起こすことになるでしょう。

東日本震災とコロナ騒動

私が社会人になった30年以上前から、誰でも知っている諺「石橋を叩いて渡る」をもじり、「石橋を叩いて壊す」などと特定の人や会社の体質を揶揄していたので、元来リスクを取らない傾向は強かったと思いますが、

一方で、1980年に一世を風靡した、北野武さんの漫才コンビ、ツービートの「赤信号みんなで渡れば怖くない」というギャグもあったように、危ないことでもみんなで渡っちゃう日本人の同調行動を揶揄したものですが、それでも渡っていたということでもあります。

震災で不安を公言できる社会に

2011年3月の震災までは、不安は身内や仲間との会話の中で共感を求めて交わされるものでしが、震災をきっかけに、不安を公言できるようになってしまうことで、不安を理由に行動しない傾向が強くなった印象があります。また、「寄り添う」や「絆」と言った表面だけの美辞麗句が多用されるようになったのも震災がきっかけになったと思います。

コロナ騒動で恐怖を公言できる社会に

そして、2019年からの3年以上続いたコロナ騒動で、不安に恐怖が加わって「なんかあったらどうするんだ症候群」が蔓延し、対応の面倒さも含め、感染が怖いので家に引きこもる人も増え、行動しない傾向が益々強くなってしまいました。

不安と恐怖は正しい知識で最小化できる

例えば、福島第一原発の爆発による放射線被爆の影響や新型コロナウィルスへの感染における重症化リスクなどは、不安不満恐怖欲望をお金に換えている事業であるテレビや新聞などではきちんと説明されませんが、厚生労働省や地方自治体のホームページなどで公的な情報を取得することで、正しく理解することができます。官僚は後で訴えらえるような情報は絶対に流したくないので、かなり安全サイドで情報を公開しますが、それでも不安や恐怖に対して有効と言えるでしょう。

不満は自立すれば最小化できる

不満の原因を他責としている限り、テレビや新聞、これ見よがしなインフルエンサーや楽しそうな知り合いや友人のSNSの餌食です。自分は自分、人はとは違います。真の大人になって、無責任に人生を奪いにくる人たちからの影響を解消していきましょう。

そして、いつのまにか自分の人生を盗まれたりしていないかどうか、しっかり点検し、

盗まれているようなら、人生を自分の手に取り戻してください。

欲望はその代償を見極めれば冷静になれる

人と比べるのをやめれば、見栄を張る事もマウントを取る事もないし、取られてもなんとも思わななくなるでしょう。
そう言う意味で最も注意すべきは性欲でしょう。男であれ女であれ独身であれ既婚者であれ、深い関係になる前に、相手の素性も然り、ハッピーエンドにならないシナリオになった場合の代償を見極めてください。思いのほか、代償が大きいことがわかるでしょう。
その上でも欲望に身を任せるのかどうかを冷静に考えましょう。

尚、卑しさから嘘をついたり盗んだり人の足を引っ張ったり、悪口をふれ回るような下賎な行為は、人と比べる云々以前の問題で、この記事ではそんな卑しい人は初めから対象外です。

ご機嫌に暮らしましょう

知性と思考力で、やるべき事をやり、心を整えて、不安不満恐怖欲望との折り合いをつけ、スッキリニコニコご機嫌に暮らしましょう。

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