同じ秋刀魚なのに

今日は北海道ローカルのニュースで何度かこのことが報じられていました。

『道東サンマ1キロ40万円 札幌初競りで最高値更新』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/agriculture/1-0419793.html

夕方のテレビ番組によると、40万円の秋刀魚は一貫888円の寿司として提供されて完売となったとか。それはそれでおめでたい話です。
で、近くのスーパーに行ってみると、その、初水揚げされた秋刀魚が一匹ずつトレイに入ってラップに包まれており、ラップには『初』とシールが貼られていて、いかにもという感じを醸し出していました。ただ、その値段たるや・・・

497円(税抜)

↑これ、一匹当たりの値段です。
ご祝儀的要素があるとはいえ、500円も出して秋刀魚を食べたいとは思えません。それに自分は料理が苦手なので、どんなに良い食材もダメにする自信があります(苦笑)。食材(この場合は秋刀魚)の良さを引き出す調理法を知っていればいいですが、自分ができるのは焼くことのみ。なので、自分は初水揚げの隣にあった冷凍の秋刀魚2匹セットを選びました。

こちらは一匹75円(税抜)だから二匹で150円(税抜)ですが、冷凍していたのを解凍したとは思えないほど輝いていたので、焼くことしかできない自分にはこれで十分と考えました。
帰宅後は包丁を使って頭とはらわたを取り去り

水で血を洗い流して

昨日も使ったグリルパンで皮がむけつつも焼いて

きちんといただきました。

一年近く冷凍保存されていたためか、秋刀魚に特有の脂はあまりないように感じたけれど、別に不味くもありませんでした。いずれ100円以下で生の秋刀魚は販売されるでしょうから、そのときにまた味わいたいと思います。

それにしても、同じ秋刀魚でありながらこうも値段が異なるとは正直驚きました。それとともに、秋刀魚同士で
「ヘヘヘッ、オレ500円」
「いーなー、オレなんか一年待たされて75円だぜ」
なんて会話がなされていたりして。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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