にっくきプロ野球 今年は

自分は幼稚園児のときに父親から短波も聞けるラジオを貸し与えられ、遠距離受信も試したことがあります。また、中学・高校・大学の多感な時期には面白い番組も多かったので、部屋に引きこもってラジオを聞く時間は長かったです。
そんなラジオ人間ゆえ、秋のラジオ改編で夜6時以降に面白い番組が始まってずっと聞いていたのに、春のラジオ改編で野球中継のために番組が終わってしまう経験を毎年しているし、夜9時以降の番組が中継延長に伴って放送時間短縮や繰り下げ・休止という悲劇を何度も味わってきたので、

“にっくきプロ野球”

という気持ちを持っています。
はい、春に番組を終わらせるのも、時間短縮や繰り下げ・休止するのはラジオ局であって、プロ野球が悪いわけではないですが、坊主憎けりゃ・・・だし、3時間もダラダラと続く内容に、個人的には退屈でしかありません。だからなのか、サッカー、ラグビー、バスケのような、スピード感があって2時間程度できっちりと終わる球技に興味が向きます。

そして今年です。
今年も、3月まで聞いていた番組はプロ野球中継と入れ替わりで終了することになっていました。そこへコロナウィルス感染拡大防止のためにプロ野球は開幕が延期になり、野球中継も延期。そのため、3月で終わるはずだった番組は時間もほぼそのままに昨日まで放送され、自分は最後まできっちりと聞いていました。パーソナリティーの「またいつか」という言葉には少しグッとくるものがありましたけど。

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でも“にっくきプロ野球”という気持ちにはなりませんでした。

それはコロナウィルス感染拡大が下火になって(無観客とはいえ)試合ができるようになったという、普段の日常が戻りつつあることへの悦びが大きいからでしょう。野球中継そのものは“にっくき”ではあるけれど、今年は事情が事情だから“にっくき”がないことは異常事態なわけで、どちらかというとホッとした気持ちがしています。
今はそのテレビをつけて書いているのですが、平日ゴールデンタイムにユニフォーム姿の選手たちが、振りかぶって、投げて、打って、走っていると、

安心しました。

プロ野球の次はJリーグも試合が再開になるし、バスケやラグビーも遠からず開催日程が発表になるでしょう。あとはスタジアムで観戦できるようになるのを待ちたいところですが、スタジアムで観戦したら感染したというようなことになったらシャレにならないので、自分も周りも気をつけなきゃ。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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