空振り
朝からどんよりとした曇り空。雨は降っていません。こういうとき、割と悩むんです。
「傘、どうしよう」って。
折り畳み傘はカバンに常に入っています。でもこれは、あくまでも非常用で、雨が降りそうなら最初から折り畳みではない長い傘を持ちます。とはいえ、これも降水確率が高くないと“空振り”になります。
そういうとき、自分は複数のメディアの天気予報を確認することにしています。すると・・・
・北海道ローカルの朝のテレビ番組では、男性気象予報士が「昼過ぎから本降りの雨」
・北海道ローカルの朝のラジオ番組でも、女性パーソナリティが「夕方から雨」
・インターネットの天気予報でも、黄色く囲った通勤時間帯だけ注視して、雨
「長い傘を持って出る」と決めて、いつもの時刻に家を出ました。
朝はまだ雨が降っていません。そんな状態で長い傘を持って出るというのは意外と恥ずかしく思うものですが、自宅最寄り駅へ行くと傘を持っている人はほかにもいて、少しだけ安堵しました。また、登校する小学生はほとんどが傘を持ち、長靴を履いている子もいて「親御さんGJ」と思ってしまいました。
そして昼。
パンとコーヒーと買いに1階へ下りてコンビニへ行く前、窓から外を見たら青空でした。自分の休憩時間の前までは雨が降っていたようで、見下ろしたらアスファルトは濡れていました。外に出るのは1分間ぐらいなので「傘はいらない」と判断して1階に下りてコンビニへ。往路も帰路も雨に当たることはありませんでした。
帰宅時。
退勤前にビルの窓から外を見たものの、日の入りから30分以上過ぎていたから真っ暗で、外の様子はわかりません。わからないけれど、予報どおりなら雨になるので、地下鉄を降りたら傘は使うと覚悟して地下鉄に乗りました。自宅最寄り駅で降りて地上に上がると、アスファルトは乾き始めていました。
「あらら、降っていない」
覚悟していただけに、自分は拍子抜けになった感覚になりました。
雨に当たらなかったのは良かったけれど、朝の「長い傘を持って出る」と決めた自分の判断が外れて“空振り”になったことには「悔しい」という気持ちになりました。だって、結果として自分の判断は間違っていたことになりますからね。傘を持つ・持たないは大したことではないけれど、近い未来に大したことを決めるときに判断を間違えそうで、なんか怖いですわ。
やっぱり、予知能力が欲しいなあ。
(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)
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