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カフェ勤務の日々。

わたしは、ライターとは別に週2日ほど都内のとあるカフェで働いている。

目の病気の関係で今月末で辞めてしまうのだけど、カフェでの日々はそれはそれは穏やかで、楽しかった。

他愛なくも幸福な毎日を忘れたくなかったので、今日はただただカフェ勤務時のルーティンを綴る。

9:11に乗車、途中下車して9:22発の電車に乗り換え。

最近kindleで本を読むことを覚えたので、乗り込んだらすぐに携帯を取り出し、アプリを立ち上げてパラパラめくっている。

夢中になって気になる語句やフレーズに罫線を引いていたら危うく乗り過ごしかけ、変な動きをしながら急いで降りた。

朝ごはんは、だいたいコンビニでハムチーズパンを買う。デュラン・デュランの「Is There Something I Should Know」が流れていたので上機嫌だ。ちょっと揺れる。

もう、春の空気。花粉症だから鼻がムズムズするけれど、春はうれしい。とりたてて何か始める予定はなくともひとりでに何かが始まってしまう気がして背筋がしゃん、と伸びる。はー、本当にうれしいなあ。

通勤の道を小走りで急ぐ。みんな、まっすぐ前だけを見てせかせかと歩いているのだけど、わたしはヨロヨロしていることが多い。ふう、とひと息。

明日は友人とホームパーティーをするのだが、途中携帯をチラ見したら「わたしはデザートを買う」「じゃあ、わたしは生ハム」なんて会話が飛び交っており、ワクワクした。

パンをもぐもぐしながら、開店準備。わたしが働くカフェは撮影スタジオや会議室として場所貸しも行っているのだけど、今日は何やらクリエイティブな雰囲気を纏った方々がゾロゾロと訪れた。カメラマンさんがユニークなキャラでちょっと笑った。

レンタルが入ると1階のカフェが立ち入り禁止になるので、2階のオフィスで事務作業をする。

電話に対応したり、PCとにらめっこしたりしながらテキパキ仕事をこなしていたわたしの前に座る社員さん。ふっと手をとめて「ちょっとどうでもいい話していいですか」というので話を聞くと、どうにもこうにも夜ごはんをつくるのが億劫で、オイシックスを導入してみたそうだ。

「ああ、あの、切れてるやつですよね野菜」と要領を得ない回答をしてしまったが、社員さんは「そうですそうです」と笑って話を続けていた。オイシックスかあ。気になるな。

そうこうしているうちにお昼休憩の時間になったので、いつも訪れているカフェに行く。

そこは、ベーコンとトマトソースのパスタがとてもおいしい。おまけに、前菜にオリーブオイルの香りがほんのり漂うオニオンスープがついてくる。パスタにはちいさなバケットが添えられているので、最後にソースに絡めて食べる。しあわせ。

いつもほんわり笑顔の店員さんと、クールな店員さんが現場を回しているのだけど、テキパキした動きに惚れ惚れする、と書いていたらクールな店員さんが近くを通過したので慌てて携帯の画面をひっくり返しアイスティーを飲み干した。

休憩が、そろそろ終わります。出勤は、あと3回。今日はどんなお客様に会えるかなあ。

追伸

チョコレートいただきました。うれしー!

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