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「不動産業務豆知識9 本人確認の重要性」FM笹谷部長 Vol.65

FMグループ社内報Vol.65【投稿者:笹谷部長】

今回は前回に続いて、本人確認の重要性についての話の2回目です。
本人確認には2つの意味合いがあり、一つ目の意味合いは「実存性・依頼内容の確認」であるというのが前回のお話でした。

二つ目の意味合いは、犯罪収益移転防止法により宅建業者に義務付けられた「取引時確認」です。この法律の趣旨は暴力団やテロリストなどによるマネーロンダリング(資金洗浄)を防止する為の制度です。

よって、目の前に居る売主(買主)が「何処の誰」であるかを確認し、更に取引の目的を自己申告して貰い、それらの情報を記録し保存しておくというものです。
要は警察の捜査の際に手がかりになる情報を残しておく訳ですね。

そして、この取引時確認の時に利用できる本人確認書類は運転免許証、個人番号カード、住民基本台帳カード、旅券(パスポート)、在留カード、特別永住者証明書などがあります。

今自分の眼前に居る顧客が売買対象物件の本当の所有者であり、かつ本人であるかどうかについて常に意識する事が大切です。
日々のルーティンワークは慣れてきた時こそ危険です。もう一度初心を思い出し一つ一つの契約に新鮮な気持ちで取り組んで行きたいものです。

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