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「求め続けよ、さらば与えられん」FM佐藤本部長 Vol.110

FMグループ社内報Vol.110【投稿者:佐藤本部長】

今回は売買のお話をさせていただきます。
5月も終わりになろうとしていますが、契約の見込みのある方も、まったく見込みすら見えない方もいるかと思います。

私も長く売買仲介の営業をやってきましたが流れが悪いときも当然あり、今月はこのままではゼロになってしまうのではと言う恐怖にかられたことも一度や二度ではありません。

ある月末の最終日曜日のこと、見込みもゼロでさすがに追い込まれていました。しかし、私がその時の朝礼で話したことは、大きな声で「今日絶対に契約を取ります!」と言う一言でした。
実際は見込みすらありませんが、言い訳がましい自分自身に嫌気がさし、自分の弱さを振り払うためにあえて宣言しました。
言い切ったことにより一気に集中力がマックスになり、朝礼後すぐに鳴った電話を誰よりも早く取ったところ「今から物件を見たいです」と言ううれしい問合せで、現地待ち合わせのため飛び出していきました。

お客さまは案内した物件を大変気に入り「これを購入したいです」との一言。うれしさいっぱいになりましたが、あえて気持ちを抑えて「契約には手付金が必要です」と話すと「手付金は家に100万円用意してありますので、今からでも契約できます」とさらに信じられない言葉が・・・。

お客さんの話では、先週欲しい物件が見つかり契約日を3日後に決めていたところ、他の人にその日のうちに契約されてしまったとのこと。
その時とても悔しい思いをしたので、次は同じ失敗をしないように準備していた手付金はそのままタンスに入れておいたとのことでした。
そのままお客さまと会社に帰り、4,500万の新築戸建てをめでたく契約、みんなの驚きの顔が今でも鮮明に残っています。

また、ある月末最終日、夕方遅く飛び込みでマンションを探しに来たお客さまを後輩が接客しましたが、希望駅にいい物件がないとのことでお客さまを帰してしまうと言う信じられない行動を取った時のことです。
あまりにもありえない状況に、どうしても契約を取りたいと考えていた私は、後輩に代わり帰りかけたお客さまを呼び止め接客に入り、希望駅の隣駅にある自身の委任物件(居住中)を全身全霊で紹介し、なんとか夜7時からの案内に漕ぎつけました。

結果、あれほど「エリアは外したくない」と言っていたお客さまでしたが、案内した物件を気に入っていただき「この物件なら契約したい」と言っていただきました。
契約の流れと手付金の話をしたところ「手付金は今持ってます」と信じられない一言。実は今日ある物件の契約に行ってきたが、重説の説明に納得できなくて途中退席し、その足で訪問しましたとのこと。夜の9時からの契約にも関わらずとても喜んでいただきました。

この二つの即決契約に一番驚いているのは自分自身です。
しかし、決して私の営業力があったからだとは思いません。一つあるとしたら、本気で契約したいと最後の最後まで諦めない強い気持ちに、営業の神さまが微笑んでくれたのだと思います。

まだ数日もあります。疑いのないあなたの強い思いが、あり得ないチャンスを引き寄せます。

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