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「自然界から学ぶ柔軟な思考」FM佐藤本部長 Vol.378

FMグループ社内報Vol.378【投稿者:佐藤本部長】

随分前に見た、NHK超・進化論と言うテレビ番組の話ですが、目からうろこが落ちる衝撃の内容でした。

「植物が植物同士で、ある物質を使って会話する。」

例えば葉を虫に食べられたときは、植物自身の中の伝達物質で危険を自ら察知し毒素を作り出す。
また、周りの植物に虫がいることを知らせ、他の植物は食べられる前に毒素を作り出し自らを防衛する。
例えば、ある木が虫に食べられた場合も同じで、その伝達物質を使ったコミュニケーションの仕組みにより、周りの木々に虫の被害が広がらない。

また、山火事で木々が焼けてしまうときは別の物質を出し、それは地面の中にある、木々の種に今こそ芽吹くときとシグナルを送り、裸の山に木々が生えてくると言うものです。
さらに、草花・樹木ははある害虫に襲われたとき、その害虫を好む鳥などを呼び寄せる物質を出し、その害虫を退治する。

もっと驚いたことは、地面に張っている根の先には菌糸が巻き付いていて、根の養分を吸い取る力の弱さを補助してもらっていて、代わりに太陽と葉の光合成で作った養分を分け与えている。
しかも、根の先の菌糸は隣の根の先の菌糸とつながり、森の木々の根がすべて菌糸によりつながって、栄養などを共有して助け合っている。

例えば、大きな木と木の間に新たな小さな木の芽が芽吹いたとき、太陽による光合成は不可能ですが、他の大きな木の根から光合成の養分を分け与え、小さな木が大きくなるまで助けると言うことです。

進化論の根本理論は弱肉強食で、強いものが生き残ると言われていますが、超・進化論では競争より強い共生(ともに助け合う)と言うことが植物の世界で起きていることを証明していました。

人間も潜在意識では、世界中の人がつながっていると言われています。
例えば5本の指が上だけ見ればバラバラに動いていますが、下を見ると手のひらですべてつながっていて、全体として助け合って一つの動きになっています。

日々仕事をしていく上で、とても深く考えさせられました。
今までの固定概念にとらわれず、柔軟な考えで行きたいものです。


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