見出し画像

「あきらめなければ道は開ける」FM佐藤本部長 Vol.402

FMグループ社内報Vol.402【投稿者:佐藤本部長】

20代の頃、仕事仲間数人とスキー場へ車で向かったときの出来事です。

スキー場に到着してすぐその仲間の一人が、大学時代の後輩の女性とばったり出会い「せっかくだから一緒に滑ろう」と言うことになり、夕方まで一緒に滑ることになりました。

その後、そろそろ帰ろうとなり、その後輩を車で送ることになりました。

直ぐに着くだろうと気楽に車を走らせた時のことです。
なんと、その後輩は自分の泊まっている宿をよく覚えていないとのこと。それらしい宿を数件回っているうちに、いつの間にか1時間が過ぎていました。

携帯もない時代で宿の名前も記憶もない…。
数人できた友達との連絡先もわからない…。
実家に電話を入れても誰も出ない…。
と、車の中は、なかなかな思い空気になってきました。

最初は善意の心で、気楽に送ってあげるつもりの勢いの良かった私の仲間も「俺たちの宿(男だけ)に来れば?」と無責任な発言、とうとうその後輩は泣き出してしまいました。

その時の仲間の無責任な対応に、何故かふつふつと憤りの気持ちが湧いてきた私は「送ってあげると約束したんだから、最後まで送り届けてあげよう。この地域の100件の宿をすべて回れば必ず見つかる」と言いました。
その答えを聞いた時の仲間の驚きの顔は、今でも忘れません。

最初は半信半疑の仲間も、2時間を超えたあたりからは声もなく、この無謀な私の提案に疲れ切っていました。
それでも私は「あと半分だから2時間かければ必ず見つかる」と。一人テンションを上げていました。
そして、ついに3時間を超えたあたりで泊まる予定の宿が見つかったのです。

あきらめなければ道は開ける!

この出来事は、今でも社会人として仕事を進めていく上で、とても大きな財産となりました。


※各記事内の引用や紹介等、著作権の侵害や問題等がございましたら弊社問合せ窓口までご連絡をお願い致します。速やかに削除、引用元の記載等の対応をさせていただきます。
https://f-members.co.jp/contact.php