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「キックボードで保育園に迎えにきてほしい息子が本当に求めているもの」〜子育ては人材育成・部下育成のヒントがたくさん〜その10〜

私は、新卒でNPO法人に入職し、ボランティアの大学生と青少年向けのいろんな事業・サービスを作りながら、ボランティアの大学生自身の成長に関わる仕事をしています。

最近、キックボードを購入し、職場への通勤やフラっと買い物を行くのに使っています。
キックボードなのですが、デカトロンさんから出ている子ども乗せる用のキッズスタンドを搭載して使っています。

お迎えはキックボードがいい!

朝晩のお迎えは基本的に私の役割なのですが、主には自転車を使っています。電動自転車の後ろに息子を座らせて送り迎えすることがあるのですが、たまに自宅で仕事をしていた際などには、お迎えでキックボードを使うことがあります。

息子は自転車よりもキックボードのほうがいいみたいです。

息子も楽しいかな〜という思いで買ってみたのですが、思いのほかハマったようで何よりなのですが、どうして自転車よりキックボードがいいのかを少し考えてみました。

同じものを見れる

自転車との大きな違いは、並び順です。
自転車ですと、我が家の電動自転車は大人が前、子供が後ろという構造ですので、息子の視界の大部分は私の背中になります。

ところがキックボードだと、視界はひらけており、視点の高さこそちがうものの、同じような視界が広がっており、目に入ったもの、見つけたものを共有しやいのです。

ちゃんとコミュニケーションがとれる

息子の目の前が私の背中であるため、息子が何かを見つけて共有してくれようとするときはたいてい横を向いていて、私は息子に背中を向けています。
単純に声が聞こえづらかったりで、コミュニケーションが思うほど十分にとることは難しいのです。

臨場感が高い!

自転車ほど安定感がありませんし、タイヤもゴム製ではありませんので、わりと路面の影響を大きく受けます。

自転車だとよほどの段差であれば車体から振動や反動などを受けますが、キックボードの場合はいろんな場面でその振動を味わうことができます。

自転車に乗っているときでさえ、段差にあえて突っ込まされ、その衝撃で跳ねたりする感覚を味わうことが好きな息子にとっては、
キックボードだと少し整備がされていない道路や点字ブロック、マンホールなども振動や反動を感じられて、それがアトラクションのようで楽しいみたいです。

キックボードに乗りたいのではなく、共感できるのがいい

考えていくと、キックボードがいいというよりは、

・より臨場感を感じる場面が多く、
・その感じた臨場感を一緒の視点や振動を味わいながら、
・それを共有し合って共感ができる

ということなんだろうと思いました。

このことさえわかっていれば、毎回毎回キックボードでお迎えにいけるわけではなくても大丈夫です。

「えー、キックボードじゃないのー」と落胆されたとしても、
本当に求めていることは、キックボードというツールがなくても応えることができるはずです。

息子の目に入ってきたもので何か彼が伝えようとしてくれているなら、
少し漕ぐのをやめて、指差す方を一緒に眺める。
そんな時間をとればいいのだと思います。

子育て・共働きだとなかなかそんな余裕がもてないことも多いので、もちろん余裕があるときだけでいいと思うのですが。

共感することで生まれる信頼関係

「共感したい」という気持ちがあるのは、子供だけってことはありません。
もちろん、大人も同じです。

人材育成・部下育成がどんどん難しくなる昨今、
部下・後輩へのフィードバックは、「内容重視」ではなくなってきているように感じます。

「何を言うか」ではなく、「誰が言うか」

「誰」にあたる部分のポイントは、「信頼」だと感じます。

完全に「共感」する必要はないかもしれませんが、
相手の見ているものに目を向け、相手の価値観に寄り添うことは、
相手自身を尊重したり、相手の存在を承認することにつながります。

そんな人を人は「信頼」したくなるものです。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!