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脳の仕組みと目標設定のコツ

こんにちは!F knowledge(エフナレッジ)です!
今回は何かに挑戦する際に必ず決めるゴールについてつまづきがちな「設定プロセス」を発信していきます。
突然ですが、「目標」と聞いて皆さんはどんなイメージを持ちますか?
「目標」と広辞苑で検索すると下記のように記載されています。
目じるし。目的を達成するために設けた、めあて
本日は夢や目標を実現するにあたって設定するゴールの決定プロセスを解説していきます!

人間の脳はカーナビに似てる?

 あなたは運転する時やどこかに向かう時にマップに目的地を入力してから行動すると思います。この際にどのルートがあるか考えるより前にマップに先に目的地を入力していると思います。
目的地を入力すると勝手にナビが目的地に到達する為のルートをいくつか算出してくれます。高速道路を利用した最速ルート、時間を要するけど車の通りが少ない安全ルート、時間を短縮しつつ安全を考慮したハイブリッドルート。それらは発生する時間・費用や事故発生リスクなどどれを優先するかによって最適な候補が提案されます。

成功のコツは目的地設定にあり

 目標設定で最もつまづきがちなポイントは目的地を決めるプロセスにあると思っています。目的地に向かう際に自然と行っている目的地→ルート検索という行為がなぜかスポーツやビジネスになるとルート検索→目的地になる人が多くいます。手順を逆にすると到達可能かどうかが判断基準になってしまい、正しい目的地を設定できる可能性が低くなります。
 人間の脳は諸説ありますが、毎秒約4億ビットの情報を処理しています。
さすがに4億ビットの情報を意識的に取捨選択していたら何もできなくなってしまうので99%は無意識のうちに処理されています。
つまり、私たちが普段触れている景色や情報はあくまで意識できている範囲の情報に過ぎません。

 ところが、人間の脳はカーナビと同様に目的地を設定するとそれに関連する情報を重要と認識し「無意識に処理されていた99%」から「意識的に処理する情報」に変わります。つまり、目的地を設定するだけでカーナビと同様に辿り着く情報を集めてきてくれます。
皆さんは下記のような経験はありませんか?
「欲しい」と思った商品を突然、街中でたくさん見かけるようになった。
「行きたい」と思った観光地の情報が突然、目に入るようになった。
これらの現象は突然、あなたの住んでいる街が商品を大幅に宣伝しだした訳でも、観光地がPR活動を活発化させた訳でもありません。
セットされた「目的地」に紐づく情報が無意識ゾーンから意識ゾーンに切り替わったから発見できたのです。

目的地設定のポイント

目標を設定するのが苦手な方はぜひ、こう考えてみてください!
やることはシンプルで「やりたいことを可能な限り明確にしてカーナビにセットするだけ」
ここで肝心なのは目的地の設定が明確であるほど、欲しい情報の精度が高くなるということ。
下記に参考例を挙げてみました。
(Bad例)
目的地:お金持ちになりたい
ルート検索:お金が稼げる方法
(Good例)
目的地:1年後に現金1億円を持っているお金持ちになる。
ルート検索:現金1億円を1年で稼ぐ為の具体的な方法

目的地が抽象的すぎると収集される情報も抽象的なものが多くなり、その中から最適な方法を探すのは困難になります。つまり目的地に辿り着くのは難しくなります。一方で目的地設定が明確な場合は、欲しい情報もピンポイントで得られるので実現の可能性が高まります。

脳の威力はマイナスにも影響する?

余談ですが、目的地とは同様に脳は自分が決定した情報を収集します。
例えば、このプロジェクト上手くいかないかも…と考えた瞬間にプロジェクトが上手くいかない理由を脳が一生懸命、集めてきます。
「この業界のプロジェクト成功率が低い」
「達成するのは人員が○○人以上必要」
「広告宣伝費に○○○○万円以上使えないと難しい」
などなど。ネガティブな場合でも脳は威力を発揮します。
よく目標は断定(言い切り)の形にした方が良いと聞きますが、これはその為です。お金持ちになりたいは「なれない方法」と「なれる方法」の両面を検索してしまうので要注意です。
常にネガティブでいる必要はありませんが、ネガティブに陥った際の見えている情報を鵜呑みにするのはとても危険です。

最後に

 目標設定が苦手な方はできるかできないかではなく、まず目的地を明確に描いてみてください。目標の難易度が高くても明確に設定されていれば実現する方法は勝手に集まってきます。
ワンピースの主人公であるルフィは「海賊王になる」と断言することで海賊王になる方法を周囲の人から教えてもらったり、サポートしてもらって目的地に向かっていますよね?
ぜひ、難易度ではなく自分が実現したいことを目的地に設定して人間の脳の威力を体感してみてください。
人間の脳について下記の書籍で詳しく書かれているのでおすすめです♪

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