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米泥棒な大葉のこと

初夏?ってくらいに暑い日だった。
公園に落ちる木漏れ日の陰影がはっきりしていて、今にもそのへんでセミが鳴きだしそうだ。
あんまり暑くなると困るけど、これくらいの気温がずっと続けばいいのに。
今日は夏っぽくなったので、暑くなってくると食べたい大葉の話。

【大葉のしょうゆ漬け】
大葉 好きなだけ
ニンニク 好きなだけ
ごま油 大葉1束に対して小さじ半分くらい
しょうゆ 大葉とニンニクがひたひたになるくらい
広口ビン、保存容器など小さな入れ物

大葉を好きな量用意して、ざっくりした細切りにする
茎の部分は取り除く
ニンニクをみじん切りにする
容器に大葉とニンニクを入れて、しょうゆとごま油をかける
綺麗なスプーンなどでギュッと押し込み、大葉全体にしょうゆが回るようにする
フタをして冷蔵庫で1日漬け込む
できあがり

去年くらいにTwitterで知って以来、時々作る大葉のしょうゆ漬け。
はじめて見かけた時は麻薬とか、合法ハーブとか、ほんのりと治安悪めな名前がついていた。
しかし麻薬というのはあながち間違っていない。
ひと晩経って容器を開けた時の「美味いに決まっている…」と思わせる、あのパンチの効いた香り。
ごま油としょうゆしか入っていないはずなのに驚くほど旨味が強く、当然しょっぱいので熱々のごはんに死ぬほどあう。
気がついた時には茶碗が空になっている。
一度でもこの味を知ってしまうと、あとには戻れなくなる中毒性。
うっかりごはんの追加を炊いてしまいそうになるほどだ。
もちろん生のニンニクが入っているので超ニンニク臭がするし、刺激が強いので胃弱なひとにはオススメしない。
でも、気になるひとはぜひ一度食べてみてほしい。
卵かけごはんにしてもいいし、冷奴に乗せてもいい。
冷たいうどんや、ゆがいた豚肉にかけるタレにするのも美味しかった。
鷹の爪を一緒に漬けておくレシピも時々見かける。辛いのが好きなひとにはおすすめかもしれない。
きっちりフタをしておけば、冷蔵庫で1週間~10日くらいもつ。

大葉のしょうゆ漬け、先週作ったのだけどもうなくなってしまい、とても悲しい(まるで自然に消えたかのような感想だが、食べたのはわたしだ)。
まだ旬ではないので、そこまで安くない大葉。見切り品になっていればまた買ってもいいな。
夏の安い時期になると大葉をたくさん買って、ジャムのビンいっぱいに作ったりする。ほかのおかずがいらなくなるくらいごはんが進むので、身体にいいんだか悪いんだか分かったものではないが、夏バテして食欲が減退している時にはいいと思う。

気が早いことだが、大葉のおかげで、少しだけ夏を先取りしたのだった。


では、また。

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