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ハタラク 次のステージへ 振り返り②~地域で働くということ~

松江市では地域おこし協力隊のことを”地域資源活用コーディネータ”
と呼んでいます。
2018年~2021年 卒業して感じたこと~振り返り~
何回かにわけて綴ってみることにすることにしました。

振り返り② ~地域で働くということ~

3年前松江に移住して、地域おこし協力隊(地域資源活用コーディネータ)に着任した時 ハタと考えたことがある。
民間企業で30年以上働いてきた私にとって、
仕事は何のためにしていたか?を考えると、自己実現だった気がする。
もちろん生きていく上でのお金を稼ぐためでもあるが、自分自身のために仕事や会社を選択していたように思う。
自分自身がやってみたい職種、
働いてみたい会社、
見合った報酬がもらえる会社、
快適に仕事できる場所、
それが働くモチベーションに繋がり・・転職は実に6回。
会社のために、世の中をよくするために 働くなどはあまり考えてこなかったように思う。
地域おこし協力隊に着任したからといって、これまでの自分の働きからから、地域のためや地域課題を解決するために働くというのが、ピンとこなかったのも事実。
企業人として働いていた時に、身体に染みついていた「目標やKPI」(某会社では「スコアカード」といっていたw)が設定され、それを達成することが自分の評価につながること。
それを箱庭ゲームにように楽しんでいたような気がする。
そこから解放されて、これまで自分ができなかったこと、やってこなかったこと、どうせなから新しいことにチャレンジしたいと思っていたのを懐かしく思い出す。

やりたいことの一つが、マインドフルネス瞑想ヨガを多くの人に伝えたいということ。

でも、それを地域おこし協力隊(地域資源活用コーディネータ)の仕事としてやっていくことの直接繋がりはあまり考えていなかった。

まずは、自分でできそうなことを一つ二つ腕試しではじめてみた。

その1「松江スポーツアクティビティー」

すぽ松


https://www.supomatsu.com/
地域資源(自然や観光スポットなど)を発信するための、地域アクティビティーイベント活動をはじめた。私がやりたかったマインドフルネスヨガはここでも実現できるし、この地域における集客手法などを検証する目的も兼ねていた。結果、地域の皆さんとも関りを持てるよい機会となり、ここでしかできない宍道湖畔での朝ヨガやたくさんのスポットで自然を感じながらヨガをすることの素晴らしさも体験できた。
新型コロナウィルス感染予防から昨年は活動があまりできませんでしたが、宍道湖や島根町(日本海)の海など豊かな自然や素晴らしい地域資源を発信するために、引き続き関わっていきたいと思っています。

その2「松江パエリアを作ろうプロジェクト」

パエリア2

地方のために働くイメージが、地産地消とか地域商社という発想になっていたのかもしれない。
プロジェクトとして進めていくのに大まかなマイルストーンを書いてみた。なんかできそう。という根拠のない自信とノリで、行政や商工会議所の方にもご協力いただき、東京に住んでいた時のネットワークを通じて約1年間の活動を行ってみた。
東京にいた時からお気に入りのお店「エルトラゴン」『日本パエリア協会事務局長 栗原 靖武氏』にもご協力をいただき、地域産品を開発販売する「八百万マーケット」で開発し2019年に販売開始。
活動が実ビジネスに繋がった嬉しい瞬間であり、ご協力いただいた皆さまには感謝しかありません!

松江市では地域おこし協力隊のことを”地域資源活用コーディネータ”と呼ぶ。

2つの活動は、もちろん一人ではできず、協力隊の仲間や行政や地域の皆さんや関わる地域の皆さんに丁寧に説明し、きちんと「地域資源を活用し課題解決につながりますよ」ということに賛同してもらい実現してきたこと。
地域おこし協力隊を地域資源活用コーディネータと定義した松江市は素晴らしいと思った。

企業人では味わったことのないなんともいえない達成感とほんわかした幸せな気持ちががあったのだけど・・・

この達成感も独りよがりなのでは? 
地域のために働くことって何をもって成功なのか? 
と自分の活動に自問自答し始めた 
のもこのころ。

これまで自分ができなかった分野で活動しようと思っていたのに
いつの間にか・・・

これまでのネットワークとキャリアを生かせることを探し
マインドフルネスヨガをもっとやりたいと思った。
私が経験してきた移住の生活も発信したくなった。
私は移住したけどここにいるよって伝えたかったのかもしれない(これも独りよがりw)
お友達や会社の同僚やヨガ友、関係する方々に是非松江に来てほしいとおもった。

そして その後の1年半の活動は昨年起業したワークアット株式会社https://www.workat.co.jp/の事業につながっている。

地域ではたらくということは
自分のやりたいことを忘れないこと。情熱を持ち続けること。
これまでの経験やキャリアや人との繋がりはとても大切な宝物であり、それを自分で尊重して自信をもち 力 にすることなのではと思う。

そして
自分のやりたいことを「地域の課題」に繋げること。
それが最大のモチベーションであり、力にかわる。
自然と協力者がどんどん増えてくる。
こ これは! 
私が営業時代に大切にしていたお客様の課題とソリューションを繋げることと同じなのであったw

そして、この3年間は、企業人の時と同じように
仕事は何のためにしていたか?を考えると、自己実現だった気がする。

東京で働いていたころ、考えてもみなかったこと
『地方移住』
『地域おこし協力隊』
『起業』
『会社経営』
が また 新たな私の人生の経験になっている。

感謝と恩返し

この3年間は私の人生の時間でとても貴重な3年間となった。
これまで経験したことのない 行政の慣習下でのお仕事、地域の方々との繋がり、起業をした仲間との出会い、東京や大阪などにいるこれまで出会った皆さんとの新しい繋がりを これからも大切にしていきたいと思える3年間になったと思う。

昨年は乳がん治療を経験したことも重なり、より皆さんの応援やサポートを感じる1年でした。
この恩返し(といっては大げさかもしれませんが)を少しづつ形にしていけるように少しづつ進んでみます。

と・・振り返ると
『地域のため・松江のために』だけではなく
『松江でお世話になったみなさんのために』という気持ちが芽生えている自分に気が付くのでした♡

では また気まぐれに 綴ります。


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