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トロフィーが私の原点

私は、トロフィーやメダルといったものが好きでした。今でも覚えている光景は、ラグビースクールの修了式で、机の上に並べられているたくさんのトロフィーです。
当時5歳の私は、自分がもらえるものだとワクワクし、そわそわしていました。コーチに名前を呼ばれた子が前に出て、トロフィーを受け取っていました。しかし、私の名前は呼ばれることなく、机の上のトロフィーはなくなりました。そのトロフィーは、練習を休まずに参加した子に贈られる皆勤賞だということを、後で知りました。トロフィーを見てワクワクしたことと、とても欲しかった気持ちをよく覚えています。

その日から、トロフィーをもらうことが私のモチベーションになり、練習には必ず参加しました。当然、体調を崩すときもありますが、見学をしてでも休まない執念を見せました。翌年は無事、皆勤賞のトロフィーをもらうことができました。そして、このモチベーションは、トロフィーをもらってからも衰えることなく、卒団する6年生まで続きました。6年生の卒団時には、皆勤賞と卒団記念の2つのトロフィーをもらうことができ、大満足でした。

中学生以降は、皆勤賞というものが無くなり、トロフィーがモチベーションになることはありませんでした。しかし、中学、高校、大学とラグビーを続けられたのは、トロフィーがどうしても欲しかったあの気持ちだと思います。私のラグビーの原点は、トロフィーでした。あの頃から、強い気持ちと行動をとれていたのだなと思いました。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。


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