今の私が最高だったら?
映画「ストーリー・オブ・マイライフ」にいたく感動して、監督グレタ・ガーウィグのほかの作品が見たくなって、「レディ・バード」をAmazonプライムでレンタルして鑑賞。
あらすじはこんな。
2002 年、カリフォルニア州サクラメント。閉塞感溢れる片田舎のカトリック系高校から、大都会ニューヨークへの大学進学を夢見るクリスティン(自称“レディ・バード”)。高校生最後の 1 年、友達や彼氏や家族について、そして自分の将来について、悩める17 歳の少女の揺れ動く心情を瑞々しくユーモアたっぷりに描いた超話題作!
母と娘の関係を描いたシーンが印象的で、これこそが神髄を突いてると思ったセリフがあったので、記憶のままにメモ。
※有料マガジンにはいっていますが、このコラムは最後まで無料で読めます。 マガジンでは、ブログに書けないような日々の気づきをはじめ、最近は自己肯定感、虐待、毒親、アルコール依存症、HSP、エンパスについて考察した記事を書くことが多いです。月刊マガジンは500円。初月無料なのでお気軽に試してみてください!
17歳の主人公、レディ・バードが母親と一緒に、卒業パーティに着ていく服をお店で選んでいるとき。何着かドレスを着てみて、母親に「どう?」と見せているのだけど、どの服を着てみせても、母親は何かしらケチをつける。
せっかくお気に入りの一着を着ても、デザインがちょっと…とか、色味がどうとか。
業を煮やしたレディ・バードが「なんで褒めないの?」と聞くと、「だって娘にはもっと可愛くなってもらいたいから」と言う。それに対してレディ・バードが答える。
「今の私が最高だったら?」
ああ、これだ!と思った。
娘は今の私を認めてほしいのだ。「今のままでいいよ」と言ってほしい。今のままで最高だと認めてほしい。でも母親は、良かれと思って、もっともっと良くなるようにと思って、ついあれこれ言ってしまう。
この行き違い。
子育てをしている今なら、母親の気持ちも分かるし、娘の気持ちも分かる。が今の私は、完全にこの母親だ。良かれと思って、ケチをつける。がんばればもっと良くなると思っている。今のままで充分なのに。それを突きつけられたようでドキッとした。こんな母親にはなりたくないと思っていたのに。
今からでも私は「今のままでいいよ」って言える母親を目指したいなぁって思う。
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