自分でPRできるは最強のスキル/ 【書評】『ひとり広報の戦略書』
著者 小野 茜さん
発行 クロスメディア・パプリッシング
私は、「ひとりで広報を行うことは、かなり無理がある」と、勝手なイメージを持っていました。
ところが、本書を読んで、そのイメージが一気に吹き飛んでしまったのです。
近年、ビジネスなどの本のタイトルとして「××××教科書」や「××××の基本」という名前が多く採用されています。
一方、本書のタイトルは「ひとり広報の戦略書」です。『戦略書』。本書を読んでみて、なるほどと思いました。
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私が本書を読んで、印象に残ったことを以下にあげてみます。
1.企業にとって「広報」の活動が企業のビジネスの成否が決まる時代である。
2.「ひとり広報」の強み
・主体的に判断できるから、話題にすぐに飛び乗れる。
・フットワークが軽いから、人にあえる機会を逃さない。
・たくさん挑戦できるから、トライ&エラーによる改善が多い。
・ツールを活用することで、迅速な情報発信がでいる
・個人として繋がれるから、メディアとより親密な関係性ができる。
3.「ひとり広報」の弱み
・「知識」が足りない
・「情報」が足りない
・「話題」が足りない
・「時間」が足りない
・「繋がり」が足りない
※だから「ひとり広報」には「戦略」が必要。
4.いまは広報活動が、ビジネスの成否を決める
5.「知識」よりも「マインド」が大切
6.「インプットの習慣」。どのような考えを持って、どのような情報をインプットしていくか。
7.「アウトプットの視点」。どのようにして、どのような内容であればメディアに取り上げてもらえるか。
8.個人の繋がりをつくる。コミュニケーションの作法について。
9.SNSは自分の軸を持って活用すること。
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「ひとり広報」について、著者の経験を踏まえて、ひとりの強みを磨く方法と、弱みを克服する方法。
まさに本のタイトル「ひとり広報の戦略」のポイントとなる考え方や方法を理解することができます。
そして、仕事に対しての希望を与えていただける本です。
広報担当はもちろんのこと、あらゆるビジネスパーソンにとって役立つ本だと思います。
以上
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