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解説/『農村型地域運営組織(農村RMO)』



〈目次〉

1.農村型地域運営組織(農村RMO)とは
2.農村RMOの必要性


1.農村型地域運営組織(農村RMO)とは
農村型地域運営組織(農村RMO:Region Management Organization)とは、複数の集落の機能を補完して、農用地保全活動や農業を核とした経済活動とあわせて、生活支援等地域コミュニティを維持するために、様々な取組みを行う組織のことです。


なお、農村RMOは、RMO(地域運営組織※)の一形態とされています。

 ※地域運営組織:
地域の暮らしを守るため、地域で暮らす人々が中心となって形成されている総合的な運営組織のことです。
地域内の様々な関係者が参加する、それぞれの「協議を目的とした組織」が定めた「地域経営の指針」に基づいて、地域課題の解決に向けた取組みを、持続的に実践・推進するための総合的な組織のことです。

出典:「農林水産省」Webサイト


2.農村RMOの必要性
中山間地域等の条件不利地域ほど、高齢化・人口減少が顕著です。

特に、集落の総戸数が9戸以下になると、農地の保全等を含む集落活動の実施率が急激に低下する傾向にあります。

そのため、農業生産活動のみならず、地域資源(農地・水路等)の保全や生活(買い物・子育て)など、集落維持に必要な機能の弱体化が危惧されています。

今後の人口動態を踏まえると、中山間地域での集落活動実施率は更に低下し、食料供給機能や多面的機能の維持・発揮に支障が生じるリスクがあります。

対策として、農家、非農家が一体となり様々な関係者と連携し、地域コミュニティの機能を維持・強化することが必要とされています。


参照元: 「農林水産省」Webサイト

以上

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