【ベトナムで就職前に知っておきたい】日本人の見られ方が変わってきている件
ベトナムは大の親日国であり、日本の食品やレストラン、家電、アニメやコスプレなどが広く普及しています。日本語の学習者も多く、キンマやリンランなど日本人が多い地域では、日本語が通じることも多いです。
日系企業が続々とベトナムへ進出し、日本からきたサラリーマンは一目置かれるというか特別扱いされる雰囲気がありました。
しかし、最近はそれが少し変わりつつあります。
現在ベトナム国内では、韓国が存在感を強く示しています。韓国のベトナムに対する投資額はすでに日本を上回り、製造から不動産、金融、ライフラインなどの分野へ多額の投資を行っています。
10年ほど前には「ベトナムの製造業といえば日系企業!」という風潮がありましたが、今やそのポジションは韓国に奪われつつあります。いや、もうすでに奪われてしまったのかもしれません。
街では韓国人っぽいファッションをする人が増え、韓流ドラマも若いベトナム人女性を中心に大人気です。サムスンのスマホを持ち、LGのテレビを買い、ヒュンダイの車に乗り、ロッテが運営するショッピングモールで買い物をします。Panasonicは韓国の企業だと言い張るベトナム人もいました。実に悲しい・・・。
日本への親日度は変わっていませんし、バイク(ホンダ・スズキ)など変わらずシェアを獲得している分野もありますが、「将来を考えると日本より韓国の方がいい」と考える人も増えてきているように感じます。
韓国に押され気味の今、なんとか踏みとどまってほしいなと思っています。
10年前にベトナムで浸透していたイメージ「日本人=お金持ち」から、最近では「日本人=比較的お金持ち(=日本人よりお金持ちのベトナム人は結構いる)」に変わりました。
GDPのプラマイゼロ前後の成長を続ける日本と毎年5%前後の成長を重ねるベトナム、20年、30年という長い時間をかけて両者の差は埋まっていくのでしょう。
今後ベトナムで進出する日系企業の方針として、製造やIT開発のアウトソーシング先としてではなく、ベトナム国内に目を向ける考え方が必要と感じます。
これからは「日本の開発で培った経験や知見を活かして、ベトナム市場で戦っていくこと」にシフトしていくべきではないでしょうか。
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