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オリンパスカメラへの愛をぶちまける:歴代の愛用機をご紹介して愛を叫びたい

私は写真撮影が趣味だ。
ここ数年はカメラをぶら下げてあちこち放浪することが毎週末のルーティンになっている。そんな放浪のお供として、オリンパスカメラOM-D EM-1 markⅢを愛用している。私の記憶に残っている範囲だとこれで3代目のオリンパスカメラだ。
私はオリンパスの代名詞・オリンパスブルーと呼ばれる独特な青に魅せられ、流行を追いすぎない、ややレトロで拘りが感じられるマシンボディにハートを奪われた【オリンパスラバー】である。世間がSONYだアルファだと騒いでいるのを横目に、今日も愛機を撫でまわしながら次の撮影はどこにいこうかなデュフフ…とニヤついている、はたから見たらやや危ない人だ。

初めて自分でシャッターを切ったのは、おそらく小学生のころ。
当時流行していたバカチョンカメラ(使い捨てのフィルムカメラ)を手に、祖母の家の軒先にあったかぼちゃと長靴の写真を撮り、それに「農夫の溜息」と題名を付けて家族に披露し、母には大笑いされ妹には後々まで馬鹿にされたことを覚えている。いい写真だったんだけどな…。そんな思春期を経て、カメラへの愛はいったん胸の奥へ。そのくすぶる熱い炎が再燃したのは社会人になってから。

歴代の愛用機のご紹介

初代購入機:PEN Lite E-PL1

白いボディがかわいい。グリップが持ちやすい。

就職して数年、当時の私としてはかなり思い切ってPENを購入した。量販店のカメラ担当さんに使い方を教えてもらい、わくわくしながら家に帰ったときの高揚感を今でも覚えている。このPEN Lite、まだカメラ女子という言葉が浸透する前に発売されたモデルだったが、女性をターゲットに考え抜かれたレトロなデザイン、またアートフィルターでアートな加工写真を手軽に撮影できることなどから、巷では人気がうなぎ上りのモデルだった。宮崎あおいちゃんのCM効果もあり、女の子が手にしているカメラはPEN一色、みたいな時期もあった。この機種はファインダーがないタイプ。しばらく使ったのちにデジタルファインダーと外付けのフラッシュを購入し、初心者なりに拘って長く愛用した。初心者向けのコンパクトで握りやすいボディとグリップが秀逸。

2代目機:OM-D EM-10 mark3

”プロっぽい”見た目に憧れて購入。こちらはグリップとダイヤルの程よい硬さが手に馴染む。

PENでの撮影をしていくうちに、ほかの人が撮影した写真が気になるようになった。そうなってくると自分の写真と上手な人の写真の差がどこにあるのだろうと気になってくる。また”それっぽさ”を求めてよりプロっぽい、でも持ち運びしやすいカメラが欲しい…そこでたどり着いたのがミラーレス一眼だ。PENもすでにミラーレス一眼なのだが、その当時はそんなことも良く判っていなかった。このカメラを使用するようになり、レンズ沼へと一歩踏み込んだ。愚かな私は”写真がうまく取れないのはレンズのせいかも”という結論に至り、単焦点、マクロ、広角と、ちまちまとレンズをそろえ始めた。その結果として、写真の表現力は自分の腕次第ということ、レンズとカメラ本体の機能を網羅し、それを効果的に使うことで写真のクオリティが上がることを学んだ。(学んだだけで実行は出来ていないけど。)

3代目(現在):OM-D EM-1 markⅢ

キミが好きだと叫びたい

そしてこちらが現在使用中の愛機である。オリンパスがOMシステムに名称変更となり、新機種OM-1が発売されたことに触発されカメラ屋に走り、何度も手にとってみたが、迷った末に最後のオリンパスロゴを冠したOM-D機をを購入することに決めた。購入して1年半ほどたつが、以前に比べ撮影の幅が広がったと思う。何が?と言われても詳しいことは判らないのだが、レンズのグレードアップによるところが大きいのかな、と思っている。
こちらのカメラキットには同社のZuikoレンズの中からProシリーズのレンズが標準で付属していた。このレンズの性能が素晴らしい。手に入れて以降、それまで買いためていたほかのレンズの出番は圧倒的に減少した。
このカメラを購入して以降、写真のボケや奥行き感を意識するようになったのも、やはりレンズが変わったことが理由だろう。
直近では150㎜(35㎜換算)の望遠ズームと、×2倍のテレコンバーターを手に入れた。さすがに望遠+テレコン装備での撮影は重い。でも、フルサイズ一眼カメラはもっと重いんだよなぁ…と思うと、それだけで首と肩が凝ってくる気分。

レンズたち

Zuiko DIGITAL EDシリーズ

・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
・M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
・M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

2代目機を使用していた時は12㎜、25㎜、30mmマクロをよく利用していた。単焦点レンズの楽しさは格別!写真を見ると、ズームにはないキレがある気がする。広角12㎜は星空撮影に、マクロは草花撮影によく連れだした。
単焦点レンズは練習におすすめ。被写体との距離を自分で調整する必要があるので、構図を工夫したりボケ感を出すために何度も位置を移動し、ものすごい姿勢で撮影することになることも。でもそれが”それっぽい”感じでとても楽しい。これらのレンズはとても軽くて小さく、マシンボディにもピッタリ。それでいて(ちゃんとできる人が使えば)かなりクオリティの高い写真が撮れる。価格もフルサイズレンズに比べたらおもちゃみたいな値段だが、価格に見合わぬデキる奴ばかり。おすすめ!

M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro の作例

F3.5、30㎜、ISO100、シャッターSP 1/320 の場合。
マクロレンズを使えば花びらの繊細さも激写可能です。

マイルドなボケと花びらの繊細さをしっかり表現したい。


Zuiko DIGITAL ED Proシリーズ

・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

まだこの2本しか所有していないのだけれど、これだけで大方の撮影は済んでしまう。ここにテレコンを併せれば、最大で300mm(35㎜換算)、さらにカメラ内臓のデジタルテレコンを使用すれば、なんとびっくり最大約600mmまで激写できる。望遠ズームは明るく、テレコンを使用してもくっきりとした写真が撮影できるところが気に入っている。
レンズ性能や詳しい機能はオフィシャルサイトを見て頂くとして、ド素人でもこんな写真が撮れるよ!という作例をいくつかご紹介しようと思う。
いろいろ雑ですがご容赦ください。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの作例

F8、22㎜、ISO100、シャッターSP 1/1000 の場合。
カメラに内蔵のNDフィルターを使えば、まぶしい日差しでも光量を抑えて撮影ができます。

琵琶湖にて。夕焼けがきれいでした

F8、12㎜、ISO200、シャッターSP 1/250 の場合。
広角もしっかりカバーする万能レンズです。

神戸にて。この日は快晴で燃えるような夕焼けでした。夕焼け撮影大好き!

F20、30㎜、ISO200、シャッターSP1/20 の場合。
シャープな写真が撮れる優秀レンズです。レンズが軽いので、ずっと手持ちで撮影していても負担が少なく助かっています。

流し撮りは難しい!これはたまたま成功した奇跡の1枚

F2.8、12㎜、ISO2500、シャッターSP25 の場合。
f値が2.8あるので、星空撮影もバッチリ出来ちゃいます。

星空撮影はがまんくらべ。それでも毎回大興奮のお気に入り被写体です。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの作例

F2.8、150㎜、ISO200、シャッターSP1/400 の場合。
望遠レンズを手にして念願だった鳥さん撮影も可能に。奥行きが出てきれいなボケが出せるようになりました。

初梅ジロー。かわいい

F5.6、300㎜、ISO200、シャッターSP1/640 +MC-20 の場合。
こちらはテレコンを使って撮影しました。動物園の柵越しでも、こんなに寄った写真が取れます。テレコン超優秀!

立っても座っても絵になるフラミンゴは良い写真が撮れるので大好き

以上です。プロの写真には到底かないませんが、自分で楽しむ分には十分!また機材をくまなく活用できれば、プロと遜色ない撮影ができます。
来週には星系撮影に特化した新カメラも発売予定とのこと。これからも目が離せないオリンパス、もといOM SYSTEMなのでした。
この夏は、何を撮ろう。梅雨も明けてまたカメラ散歩できる日が増えそうです。





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