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ジョハリの窓を思い出す〜自己探究〜


時々、他己分析を自らしてくれる方に出会う。
「あなたって頑固なところあるからね」
「そこ直した方がいいんじゃない」

かつての私であれば、教えてくれて有難うと伝えて素直に受け取っていた。
そして未熟な私を責めては落ち込んだ。教えてくれる彼らに感謝だと思っていた。

最近になって、そういった素直さは時には自分を見失わせるということに気づき、
全てを言葉のままに受け止めないことにした

自分から見えてる自分と、他人から見えてる自分はそれぞれ同等であること。
他人からの意見にばかりフォーカスしていると他人軸の人生になってしまうこと。

ジョハリの窓という心理学モデルがある。
自分から見える自分と他人から見える自分を切り分けて、総合的に自己分析を行えるステップだ。
主に4つの窓がある。

  1. 開放の窓(自分も他人も知っている自己のこと)

  2. 秘密の窓(他人には知られていない自己のこと)

  3. 盲点の窓(他人は知っているが、自分では気づいていない自己のこと)

  4. 未知の窓(誰からもまだ知られていない自己のこと)

4つの窓は全て自分で、本当の自分を定義する上でどの窓も平等に尊厳されるべきで同等の比重で自分を見直すべきだという。
それぞれこのように探すことができる。

  1. 開放の窓(自分も他人も知っている自己のこと)→自己分析と他己分析の共通項

  2. 秘密の窓(他人には知られていない自己のこと)→自己分析のみの項目

  3. 盲点の窓(他人は知っているが、自分では気づいていない自己のこと)
    他己分析のみの項目

  4. 未知の窓(誰からもまだ知られていない自己のこと)→探究不可能

他己分析ばかりの意見に基づいて自分を見ているのは不健康な状況だと気づいた。

他人から「あなたってこういうところあるよね」と言われても、同感できない部分は一度心の中で否定してみよう。
また他己分析をしてくる方があなたの近しい人となる人であればあるほど、きちんと否定してみよう。
「あなたが思うあなた」こそ本来のあなたを象る上で4分の1を占める大事な要素だし、それは尊厳されるべき要素である。

なりたい自分像があるからには、思考と人間関係には気を配ろうと思う。
ほんの些細な現在の日常要素が、未来の在り方を大きく変えるから。


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