選り好みしない・全部やる・専門性は読者が見つける|ナタリーから得た知見
こちらの本の中に書かれていたことです。
「選り好みしない、全部やる。専門性は読者が見つけるもの」
と題した記事がこのなかにありました。「ナタリー」の考え方だそうです。
異なる分野の話題を発信していても、Aという分野に興味があるユーザーはそれしか見ないし、その内容が良ければ評価する。Bという分野に興味があるユーザーはその分野で評価する。
発信している情報量・コンテンツが大量にあると、AもBもそれなりのボリュームを持った専門情報になり得ると。
そのようなことが書かれていました。
SNSやブログで発信するときに「専門性が大切だ」とよく言われるわけですが、上記の考え方とは相反するものですね。
あらゆることを発信する
僕は自分の note 運営については、ナタリーの考え方に共感します。
自分のなかに一つの専門分野しかなければ、そのことを発信するしかありませんが、僕の場合、浅い深いは別としても、いろんな分野の知識・体験があるわけで、原理的に1つに絞れないのです。
それで、それぞれの内容について発信するSNSを分けてみたり、note のアカウントを分けてみたり、マガジンに分けてみたり、しているわけですが、全体的には自分が知る限りのあらゆることを発信する格好になっています。
このアカウントの note のなかでも、関心事はとくに前後・種類を考えずに、思いついたときに発信するようにしていて、それは例えば1つのデータベースにあらゆる人が書き込んでいる状況と同じです。
そのデータはページに表示される際に、マガジン、ハッシュタグや検索、アカウント、といった、読む人が好きな方法で読み出されるわけですね。
現在、Twitter、Instagram、Facebook、YouTube でさまざまな事柄について発信していますが、それでも自分の知識・体験の一部です。だから「あらゆること」と言ってもある程度の方向性があり、自分という個性や発信意図の元に一貫している感じはあります。
しかし、どこにも表現されていない自分が、まだまだ沢山あるのです。
結果的には note はよく読まれている
僕の発信の中でも、最も情報量と種類の多い note が、最もアクセスやいいねが多いSNSとなっています。
それでも、世の中の noter さんと比べて、突出した人気があるわけでなく、アクセスやフォロワーも限定的です。
あくまで自分のなかで、どういう発信の仕方をすれば満足感があり、他者の反響を得やすいかを考えた場合、いまの note のやり方がベストだと考えているに過ぎません。
ということで、冒頭に紹介した元ナタリー編集長の著書は、僕にとって幾つかの気づきを与えてくれました。
今回のことも、背中を押された気分です。
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