フォロワーじゃねーから関係ねーとかフォロワーでも関係ねーとか(笑)
ツイッターではよく「FF外から失礼します」なんて言ってる人がいます。
FFとは「フォロー・フォロワーの関係」という意味で、つまりはフォローしたりされたりしている人以外の人が、投稿に対してコメントする時に「FF外から失礼します」と言うのです。
ということは「FF外の立場の人がコメントするのは失礼」という認識があるからですね。
でも本当にそれは、失礼なのでしょうか?
どんな立場の人でも、自分を褒めてくれたり、評価してくれる人は大歓迎ですよね。そういう人に「失礼だ」とは言わないですよね。
自分の投稿に否定的な意見を言う人に対して「失礼だ」と思う人がいるのでしょう。
でもそう思う人はきっと、相手がフォロワーであっても「失礼だ」と思うのではないでしょうか。
なので「FF外」というのは、そのことを口実にして拒否したい人のためにある基準なのでしょう。
公開されている限り、誰もが見られるし見せられる
どれかの記事でも書きましたが、投稿にしても記事にしても、公開されている限りは、フォロワー以外でも、誰でも見ることが可能であるし、またハッシュタグやキーワードを元にしたタイムラインを見ている人とっては、勝手に流れてきて見せられているのと同じなんですね。
かつて SNS が無かった時代には、Webページは自分から見に行くもので、検索なりリンクをたどるなりして、見に行くものでした。
でも、SNSでは、見に行かなくても、見えちゃうんです。タイムラインで。
だから SNS は、全く関係ない人からコメントされることも多いのです。
結界とか独自ルールとか関係ねー♪
SNS では、システムを提供する側の考えと、多くのユーザーからの意見で採用されたものが、機能に反映しています。
ユーザーにとって不利益なこと、提供者側が不要だと判断するものは、出来ないようにシステムが作られています。
だからもし、FF外からコメントするのが良くないことなら、そう出来ないようにシステムが作られているはずですし、そうすることは難しくありません。
例えばメルカリ
メルカリでは「専用出品」という独自ルールがあり、「〇〇様専用」という文字をタイトルや画像に入れることで、特定の人を購入者に指定して、他の人が買いにくくする手法があります。
こういうことが文字ベースでは出来るようになっていますが、メルカリのシステムにその機能はありません。メルカリは必要ないと判断しているのです。
ユーザーにとって専用出品の必要性がある理由は、コメントで値下げ交渉がされた結果、その相手を指定して価格を下げて提供する必要があるからなのです。(値下げした瞬間に別の人がその商品を買ってしまわないようにするため)
しかし、値下げ交渉はシステムが前提にしていなくて、あくまで「即買い」つまり表示価格のまま先に買った人が優先となるという、シンプルな仕様なのです。
ということで、発信者が勝手にイメージする「結界」や設けられる「独自ルール」は、本来は無くていいもので、ユーザーがそれらを守る必要もありません。
ただ、メルカリの専用出品に関しては、機能としては有れば便利だとは思います。
フォロー・フォロワーに必要以上に意味を持たせない方がいい
FFとは、厳格な境界でも差別化でもなく、お互いの関心度の指標だというレベルで捉えておくのが妥当だと思います。
本当に投稿を見る人を限定したいのなら、Facebook のように見せる(見せない)友達を指定して発信できる SNS を使うべきです。それは、フォロワーという概念ではなく、明確な意図をもった「つながり」だと捉えることができます。
ビジネスでは、情報を届ける相手は内容に応じて変えるべきですし、そうすれば投稿のターゲットが明確になり、意図やイメージのミスマッチによって発生する問題も、少なくできるでしょう。
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